27歳のゴセンスは、2017年夏にヘラクレスからアタランタへ移籍して以降、4年半にわたってベルガモでプレーしてきたが、今シーズンは度重なるケガに悩まされ、昨年9月末のUEFAチャンピオンズリーグのヤングボーイズ戦を最後にピッチから遠ざかる。
そんな中、今冬のメルカートにおいて、シモーネ・インザーギ率いるインテルへの加入が決定。新天地でのデビューを待つ中、ドイツ代表DFが『ダゾーン・イタリア』の企画でインタビューに応じて語ってくれた。
ゴセンスはまず、復帰へ向けて順調に回復していることを報告。「良いトレーニングができていて、毎日、良くなっている。ピッチでのトレーニングもできるようになり、まもなく復帰できるだろう。だが自分自身に必要のないプレッシャーはかけたくはない」と語り、焦らずに調整を続けていくことを明かした。
また、新たな所属先となるインテルについて言及。「偉大なクラブであるということが印象に残った。これまでプレーしていたアタランタも重要なクラブではあるが、インテルは、さらに大きなクラブで歴史もある」と語った。
インテルは、23日(日本時間)に行われるセリエA第25節において、2位ナポリとの首位攻防戦に挑む。ゴセンスは、ナポリ攻略のカギとして、インテルらしいパフォーマンスを見せることを挙げた。
「カギは自分たちのプレーをすることだと考える。自分たちのクオリティを示し、自分たちの試合をすれば、ナポリにおいても勝てるチャンスはかなりあるはずだ。もちろん、スクデット争いのライバルとの直接対決で重要な一戦だ。何としても勝ちたい」
警官になるはずが…努力でつかんだ大きな夢
セリエAを代表するビッグクラブへと上り詰めたゴセンス。しかし自身は才能に特別恵まれているとは考えておらず、現在の結果は努力の結実であると明かした。
「僕はこのレベルに到達するために、チーム練習の他にかなりの努力をしてきた。他の選手と比較して、才能に恵まれていないかもしれないが、僕の強みは、メンタリティと規律なんだ。この2つの要素のおかげで、はるか遠くまでステップアップすることができた」
「インテルのレベルにまでのし上がることができたことは、うれしく思うし、とても誇りに感じている。自分自身の成長を求めて、ピッチやジムで何時間にもおよぶトレーニングに打ち込んできて、その結果、僕はいま、ここにいる」
当初、プロサッカー選手になることは、夢のまた夢。祖父と同じ警察官になることを目指すはずだった。
「そう、僕は警察官になるつもりだった。サッカーは18歳までユースチームに所属することなく、友だちと一緒にプレーしていたくらいだ。僕はずっと、警察官だった祖父のようになろうと考えていた。だがオランダでプレーするようになって、すべてが変わった」
「初めてサッカー選手になることを考えたのは、そのオランダへ行った時のこと。プロサッカー選手への道が切り開かれたと感じたよ。サッカー選手になることは大きな夢だったから、その夢への扉が開いたのなら、実現するために全力を尽くさなければと思ったんだ」
サッカー選手になるという大きな夢は実現したゴセンス。次の目標を問われると、所属先インテルで結果を出し、ドイツ代表として2022年FIFAワールドカップ(W杯)に出場することを挙げた。
「できる限り早くピッチへ復帰し、インテルにとって重要な選手になりたい。インテルで全力を尽くしたいと思っている。それからドイツ代表に関して言えば、今年はW杯も控えている。出場するためには、インテルで重要なパフォーマンスを見せなければならない」
「スクデット? まずは自分が重要な選手になることを目標としている。その他の結果は、後からついてくるはずだ」
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