ユヴェントスで6年目のシーズンを送る33歳のクアドラード。今シーズンはマッシミリアーノ・アッレグリ指揮下で公式戦35試合に出場、5ゴール3アシストをマークするなど活躍を見せてきた。そんなコロンビア代表DFが、『ダゾーン・イタリア』の特番「1 vs 1」で語ってくれた。
ユヴェントスの11番はまず、最も気になる話題の1つである契約延長について言及した。クアドラードは今シーズン終了後に契約満了を迎えることになるが、今後の去就について特に心配していない。
「僕は穏やかに構えているよ。現在、クラブと僕の代理人が話し合いを行っている。契約サインが今すぐだろうが、もう少し経ってからになろうが、変わりはない。トリノでの居心地は非常に良く、ユーヴェは僕にとって家族のようなものだ。ここに残ることができるよう願っている」
クアドラードは、自身の古巣でもあるフィオレンティーナから加入した新戦力のセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチについて見解を示した。
「ドゥシャンは重要な選手だ。闘志あるプレーを見せ、前線で踏ん張れる選手なので、チームがラインを上げやすくなる。ユヴェントスにぴったりな選手だと思う。これからも大きな成長を期待できるし、ユーヴェのファンを大満足させてくれるだろう」
セリエA最強レベルのデュエルの秘訣は？
ユヴェントスの右サイドでデュエルを制し、数的有利を作り出すクアドラード。コロンビア代表DFは、その優れた能力の秘訣を明かした。
「コロンビアにいた頃から、常にデュエルを磨いてきた。僕がコロンビアで指導を受けた先生は、この能力を非常に重視していたんだ。どんなタイミングで、どんな状況で、どのようにデュエルを仕掛けるのかをポイントにおいて練習を繰り返してきた。それが秘訣だと思う。現在は、監督が求めるようなシンプルなプレーを目指している。決定的な瞬間にだけ1対1を仕掛けるようにしている」
クアドラードはその武器を活かし、特に試合終盤に決定力を示している。
「フィオレンティーナ戦のように、途中出場でゴールを決めることができた時は最高の気分だよ。あの時は試合終了まであと15分のところで監督に呼ばれたが、それまでの間、いつ呼ばれるのかとワクワクしていた。自分に出場機会が与えられ、チームに貢献することができる予感がしていたんだ」
今年1月のコッパ・イタリアのサンプドリア戦でユヴェントスデビューを飾った21歳FWマーリー・アケは、クアドラードが自身のアイドルであることを公言している。
「素晴らしいことだし、誇りに思う。それにマーリーのことは、僕も好きだ。彼には、勝負を仕掛けるDNAが備わっている。これから大きく成長できるはずだから、将来、偉大なカンピオーネ（王者）になってくれたらいいね。ベテランの選手は、年下に厳しく接しがちだが、僕はコミュニケーションを取りながら励まし、自信がつくようにしている」
またコロンビア代表DFは、ゴールセレブレーションで披露した“クアドラード・ダンス”について語った。
「僕ら南米の選手はダンスの血が流れている。ゴールを決めた時は、明るく楽しいことをしないとね。だけど、ダンスができる選手ばかりじゃない。（ウェストン）マッケニーは踊れるが、他の選手たちはイマイチだね｡一番下手なのは（アルバロ）モラタだよ。彼にダンスを覚えてもらおうと努力しているんだけどね」
最も難しかった対戦相手は元ナポリの同胞
これまでに指導を受けた中で、最も厳しかった監督にウディネーゼ時代の恩師フランチェスコ・グイドリンを挙げたクアドラード。一方、最も難しかった対戦相手を問われると、元ナポリの同胞フアン・スニガであったことを明かした。
「彼はナポリにいた頃、左サイドでよく起用されていたが、対戦はしんどかった。強いし、スピードがあり、僕のことをよく知っている。スピードは僕の方が上だったが、彼はフィジカルが強く、抜くのは難しかった」
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