セリエA第4節屈指のビッグマッチ、ミラノダービーはインテルに2-1と競り勝ったミランが凱歌をあげた。
この大一番で鮮烈な輝きを放ったのが、ミランのFWズラタン・イブラヒモヴィッチ。13分、自らが得たPKを一度はサミル・ハンダノヴィッチにセーブされるも、左足でこぼれ球を押し込んで先制点を奪う。
わずか3分後には貴重な追加点をマーク。左サイドを破ったFWラファエウ・レオンのクロスに右足で合わせ、チームのリードを2点に広げてみせたのだ。結局、この一撃が決勝点となり、ミランは開幕から無傷の4連勝を飾っている。
重要なダービーでフル出場&2得点と躍動したイブラ。10月3日に39歳となったとは思えない溌剌としたプレーを見せたが、当の本人は実は後半に交代を申し出ていたという。通信社『ロイター』などが伝えている。
重鎮からのリクエストを断り、ピッチに配し続けたミランのステファノ・ピオリ監督は試合後にこう説明している。
「彼はとても疲れていて、私に交代を求めてきたよ。それを私が聞かなかったから、彼はピッチに留まりつづけた」
指揮官が頼りにしたのは、イブラが持つ勝者のメンタリティだったようだ。
「彼は何をするにもチャンピオンだ。常に勝利を欲する模範的なプロフェッショナルで、彼のチームへの貢献はとても重要なんだ」
ピオリのみならず、名将ファビオ・カペッロも「彼に関しては、年齢はまったく関係ない。衰え知らずの技術にも疑いの余地はない」と絶賛するイブラが、今後もミランを力強く牽引しそうだ。
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