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混戦深まるスクデット争いを元伊代表の解説陣が分析「ダービーで力を得たインテル。苦しむミラン。ユーヴェは背後を」 | セリエA

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混戦深まるスクデット争いを元伊代表の解説陣が分析「ダービーで力を得たインテル。苦しむミラン。ユーヴェは背後を」 | セリエADAZN
【欧州・海外サッカーニュース】元イタリア代表のマルコ・パローロ氏とマッシモ・アンブロジーニ氏が11日(日本時間)のセリエA第32節トリノ対ミラン終了後、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の番組に出演し、スクデット争いなどについて論じた。

上位3チームによるスクデット争いが繰り広げられる中、セリエA第32節では、首位ミランが2戦連続でドロー。ヴェローナに勝利を収めたインテル(消化試合が1試合少ない)は、フィオレンティーナに敗れたナポリと66ポイントで並び、優勝争いはわずか2ポイント差で3チームが競う、より拮抗した展開となった。

インテルが2連覇へ前進?

チェゼーナ時代の長友佑都の元同僚で『ダゾーン・イタリア』の解説者を務めるパローロ氏は、「Sunday Night Square」に出演した際、今後の見通しについて自身の見解を示した。

「インテルが優勝する可能性が数パーセントだが高まった。前節のイタリアダービーの勝利でエネルギーを得たようだ。強いチームだ。メンタル面での問題が解消できたように見える。ユーヴェ戦では、かなりのアドレナリンが感じられる戦いぶりだったが、ヴェローナ戦では、自分たちのプレーを取り戻したように見えた」

「インテルは1対1を仕掛け、まさに指揮官が求めていた通りのプレーを見せるなど、良い準備ができていたように思う。インテルは準備時間がある時は、常に偉大なパフォーマンスを見せてきた。今後、インテルに追走していくことは難しくなるだろう」

同じく解説者を務めるミランOBのアンブロジーニ氏も、シモーネ・インザーギ率いるインテルの勢いを感じている。

「インテルが戻ってきたように思う。気楽にプレーしているのが感じられたし、速いテンポでプレーしても、冷静さを欠くことがない。トリノで勝利を収めていなければ、こうしたパフォーマンスにはならなかったかもしれない。ミランがダービーで勝った後の熱気と同じものだ」

「私がいた時のミランは、(アルベルト)ザッケローニ指揮下で優勝した際に7連勝したが、無敗記録は偶然生まれるものではなく、細部やエピソードから生まれるものだと思う」

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苦しんだミランとナポリ

元ミランMFは、トリノとスコアレスドローに終わった古巣にも言及。沈黙が続くFW陣について語った。

「ミランはここ数試合、得点力不足に苦しんでいる。今日、(オリヴィエ)ジルーがマッチアップしたのは、トリノの最強選手、(グレイソン)ブレーメル。彼はヨーロッパレベルに値する選手だと考える。また(ラファエウ)レオンは決定力を失い、苦しんでいるように見える」

一方、パローロ氏はフィオレンティーナに敗れたナポリについて、アンドレ・ザンボ・アンギサの不在が原因であると指摘する。

「ナポリは、アンギサがいる時といない時で違う。獲得ポイントにもその差が現れている。(スタニスラフ)ロボトカ、ファビアン(ルイス)、(ピオトル)ジエリンスキの3人がプレーしている時、同程度のインテンシティを示すことができない」

「アンギサは常にいなければならない選手だ。彼はパワー全開で素晴らしい試合を見せてきた。だがアフリカネーションズカップやケガによる彼の欠場で、ナポリはポイントを取りこぼしてしまったように思う」Torino-Milan 0-0

ユーヴェが目を向けるべき先は背後?

マッシミリアーノ・アッレグリ率いるユヴェントスは現在、首位ミランから6ポイント差の4位につける。だがアンブロジーニ氏は、これまでのパフォーマンスを踏まえ、スクデット争いにはふさわしくないと指摘する。

「ユーヴェは今シーズン、あらゆる側面から見ても、他のライバルよりも多くのミスを犯してきた。スクデット争いを懸けて戦うチームとしてふさわしくない。もしインテルに勝利を収めていれば、今頃、別の議論をしていたはずだがね。再びスクデットの話が出てくるようになったのには、それなりの功績があるからだろうが、ミスを犯してきたことも忘れてはならない」

続いてパローロ氏も持論を展開。ユーヴェは上位浮上だけでなく、下位にも警戒すべきであると指摘した。

「『ユーヴェが優勝を狙っている』とみんなが言っていたが、彼らは勝者のメンタリティを持っているはずだし、他のチームに横やりを入れることを夢見ていたはずだ。だが背後のチームも準備万端だ」

「ローマは5ポイント差に迫っているし、ラツィオだって連勝するかもしれない。フィオレンティーナも来ている。背後に気を配るべきだろう。ユーヴェが4位でフィニッシュできるかどうかも確信を持てない。他のチームが全勝することだってあるかもしれない」

ヴラホヴィッチのゴールを釣り上げたディバラ

最後に元ラツィオMFは、敵地でナポリに3-2と勝利を収めたヴィンチェンツォ・イタリアーノ率いるフィオレンティーナに賛辞を贈ったほか、カリアリ戦でドゥシャン・ヴラホヴィッチに絶妙なパスを送ったユーヴェの10番パウロ・ディバラを称えた。

「フィオレンティーナは全力を尽くした。ヴラホヴィッチが退団したにも関わらず、獲得平均ポイントが上回っている。フィレンツェの街はイタリアーノに恋しているはずだ。今節で最高の動きを見せたのは、ディバラだった。彼は他の選手を上手く釣り上げる能力を持っている」

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