エラーコード %{errorCode}

セリエA

【コラム】真のダービーを制したナポリ、だからスパレッティはこぶしを突き上げた|セリエA

【コラム】真のダービーを制したナポリ、だからスパレッティはこぶしを突き上げた|セリエADAZN
ナポリは、1日(日本時間)に行われたセリエA第11節のカンパーニアダービーでサレルニターナを退け、首位の座を守った。

ゴールと興奮のみならず、両チームに退場者も出る真のダービーだった。こういった試合において、チームの順位表は関係ない。誰もが思い描いていたような本物のダービーが繰り広げられた。

スタディオ・アレーキで行われたサレルニターナとナポリによる第1ラウンドは、ゴール前の混戦からピオトル・ジエリンスキが決勝点を挙げ、1-0でナポリが勝利。ミランとのスクデット争いを演じるルチアーノ・スパレッティのチームは、こうして首位の座をキープした。

この勝利はナポリにとって何を意味するのか?

この勝利がナポリにとってどれほどの価値があるかは、90分間を終えた瞬間にスパレッティが突き上げたこぶしを見ればわかるだろう。“サレルノの一戦は奇妙なものだった”。漠然とした定義かもしれないが、ダービーは不条理さも併せ持つ。そこで起こり得る、あらゆる細部を想定した表現といえるだろう。

では、序盤のナポリの選手たちによるミスは、どのように解釈するべきなのか。例えば決定機を逃したジエリンスキ。ポーランド人選手は精彩を欠いているかのようだったが、のちに勝利の一閃を見せた。これは、ナポリが停滞した状況を打開する強さを持っていることを意味すると言える。

View post on Twitter

ナポリMFは、「今日、ゴールを決めることができてうれしい。ダービーの勝利をプレゼントすることもできた」と『DAZN(ダゾーン)』に語った。このところ、ジエリンスキが試合をこじ開ける姿が目にすることなく、時が経過していた。だがピオトルの偉大な強みとは、ナポリの新たな打開策を模索できることだろう。

ピオトルは、サレルニターナが最高のパフォーマンスを見せたことから、ナポリが困難に陥っていたことも明かした。「ゴールの20メートル手前までたどり着くことはできたが、決定的なパスに欠けた。サレルニターナはファンも素晴らしく、チームを後押ししていた」と振り返った。

スパレッティはだからこそ、歓喜したのだ。だが彼が歓喜した理由は他にもある。チームには、多くの欠場者がいた。ヴィクター・オシムヘンは招集されず、筋肉疲労を訴えたロレンツォ・インシーニェも出場を回避した。ナポリの状況は決して簡単なものではなかったはずだ。

サレルニターナのスピリット

もしサレルニターナが常に、このようなパフォーマンスを見せ続けるのであれば、セリエA残留はそう難しくないはずだ。ステファノ・コラントゥオーノは戦術的な改革に着手せず、チームに新たなスピリットを吹き込んだ。ナポリ戦の準備は、スタンドの観客の興奮ぶりをみれば分かるように、スタジアム内で自然と仕上がっていた。

これまで7ポイントしか獲得できていないサレルニターナだったが、永遠のライバルとの対決という絶好の舞台は、まったく別次元のものだった。

ナポリとの技術的な力の差は、部分的にしか感じられなかった。もちろん闘志に至っては、互角の勝負だった。コラントゥオーノは、まさにこの点を追求していくべきだろう。冷静なプレーだけでなく、気持ちの入ったプレーも見せ、勇気あるプレーだけでなく、規律あるプレーを見せる。戦術に従うこともあれば、直感的なプレーも大事にする。相反する要素をバランス良く見せていくことが必要だ。

文・クリスティアーノ・コルボ

関連記事

DAZNについて

DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。

● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?