ユヴェントスは28日、アンドレア・ピルロ監督の退任を発表した。クラブ公式サイトを通じて伝えている。
現役時代に選手として数々の栄光をつかみ取ってきたピルロ監督は、2020年7月末にユヴェントスのU-23チームで監督キャリアをスタートさせることが発表されたが、その数日後にトップチーム指揮官への就任が決定。いきなり大役を任されることとなった。
初年度となった2020-21シーズンはセリエAを4位でフィニッシュし、10連覇を逃した。また、UEFAチャンピオンズリーグ（UCL）においてもベスト16で散っている。
そしてユヴェントスは28日、クラブ公式サイトを通じて「ありがとう、アンドレア。共に経験した特別なシーズンの後で、私たちが彼に送りたいのは何よりもこの言葉です」と感謝を伝え、以下のように続けた。
「約1年前、サッカー界のアイコン的存在であるアンドレア・ピルロは監督としての新たな冒険へ踏み出しました。新型コロナウイルスのパンデミックにより数えきれない困難を伴う状況の中で、それは大きな勇気を必要とする決断でした。ピルロはまだ、監督としての輝かしいキャリアの第一歩を踏み出したばかりです。王者としての経験を選手たちに伝え、新たなアイディアを体現する冒険です」
また、ピルロ監督が2つのタイトルを獲得したことを強調した。
「サッカーの世界で重要なのは勝利ですが、ピルロ監督率いるユーヴェは短期間でスーペルコッパとコッパ・イタリアという2つのトロフィーを掲げています。そして監督としてピルロはサン・シーロやカンプ・ノウといったいくつかの最も権威あるスタジアムで勝利を収めました」
「この結果と、彼が毎日示してきた勇気、献身、情熱。私たちはマエストロであり監督であるアンドレアに心から感謝します。そして間違いなく素晴らしいものとなるであろう、将来の幸運を祈ります」
なお、後任としては2019年までチームを率いていたマッシミリアーノ・アッレグリ氏の再招聘が濃厚と各紙で報道。既に合意報道も飛び出しており、ピルロ監督の退任が決まったことで動きが加速することになりそうだ。
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