今シーズンのリーグ戦においてミランやユヴェントスに勝利を収め、前節はジョゼ・モウリーニョ率いるローマと引き分けるなど、上位相手に結果を残しているサッスオーロ。21日、前回の対戦で1-2と敗れたインテルと2度目の対決へ敵地スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで臨んだ。
するとイタリア代表FWドメニコ・ベラルディを中心に、若手主体のチームは躍動。移籍市場でも注目が集まる22歳のジャコモ・ラスパドーリと23歳のジャンルカ・スカマッカが値千金の得点を挙げ、2-0とジャイアントキリングに成功した。セリエAのビッグ3から合計9ポイントを奪ったサッスオーロの指揮官は、敵地での快進撃に驚きを隠せない。
「選手たちが見せてくれたパフォーマンスには満足している。全員で勝ち取った勝利だ。クオリティの高い選手たちであることは分かっていたし、今日はご褒美になった。だがユヴェントスやミラン、インテルのホームで9ポイントを獲得することになるなんて、絶対に信じなかった」
「それでも、こうした挑戦をするためにトレーニングに取り組み、ここサンシーロでの真っ向勝負へとやって来た。UEFAチャンピオンズリーグ（UCL）の試合後とあり、相手の疲労による隙を狙っていた」
インテル戦での番狂わせにより、サッスオーロの若手選手たちは、有望株としてさらに注目を集めそうだが、指揮官は早急な高評価に釘を刺した。
「この試合で本物の才能を見せたのは、ベラルディただ1人だ。他の選手たちはまだキャリアをスタートさせたばかりだ。とはいえ、可能性を秘めた若手選手たちを活かしていけるようにしたい。今日は偉業を成し遂げたとはいえ、平凡なミスでポイントを取り損ねた試合もあった。シーズン開幕以降、チームが成長できたかどうかは、シーズン終了後に分かるはずだ」
「それでもユヴェントスやミラン、インテルのようなチームを相手に、敵地で勝てたことは歴史に残る偉業だ。クラブや選手のことを思うとうれしい。だが満足してはならない。今日の結果は、このチームに足りないパフォーマンスの継続性を確保するためのモチベーションとしなければならない」
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