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ミラン、ナポリとの首位攻防戦を制すもピオリ「完璧ではない。スクデットはまだインテル有利」 | セリエA

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ミラン、ナポリとの首位攻防戦を制すもピオリ「完璧ではない。スクデットはまだインテル有利」 | セリエA(C)Getty images
【欧州・海外サッカーニュース】ミランのステファノ・ピオリ監督が、7日(日本時間)に行われたセリエA第28節ナポリ対ミランの終了後、『DAZN(ダゾーン)』のインタビューで試合を振り返った。

前節では、微妙な判定も影響し、格下のウディネーゼと1-1で引き分けて2位へと後退したミラン。そんな中、同ポイントながらも代わって首位に浮上したナポリと敵地ディエゴ・アルマンド・マラドーナで直接対決に臨むと、49分のFWオリヴィエ・ジルーの得点により1-0と勝利を収めた。

今後のスクデット争いの行方を占うビッグマッチを制し、首位奪還に成功したミランの指揮官ピオリは試合終了後、笑顔でインタビューに答えた。

「強い相手を倒し、順位表において貴重な3ポイントを獲得することができた。選手たちは、オフ・ザ・ボールの時も非常によく動き、試合への意欲を見せてくれた。そのご褒美として良い結果をつかむことができた」

「守備ラインは非常に良かった。テオ(エルナンデス)が攻撃に上がった際のカバーも、上手くいっていた時もあった。我々の左サイドは力強さとスピードがあり、素晴らしい特徴を持っているので活かさなければならない。今日、(フランク)ケシエは他の任務に集中しなければならなかったので、(サンドロ)トナーリがカバーすることになっていた」

またミラン指揮官は、ナイジェリア代表の23歳の逸材FWヴィクター・オシムヘンを無得点に抑えたDFフィカヨ・トモリとDFピエール・カルルに賛辞を贈ったほか、中盤の出来についても見解を示した。

「本当に上手くオシムヘンを抑えることができた。トモリとカルルは、非常に賢いプレーを見せてくれた。中盤に関しては、強さとクオリティが求められていたが、相手の中盤の選手2人に対して非常に良い仕事ができたと思う。最初から最後まで試合に集中し、本当によく働き、上手くやってくれた。苦しむ場面もあったが、これほど強い相手なので妥当と言える」

ミランは、セリエA第28節を終えて60ポイントを獲得。3位へ後退したナポリとの差は3ポイントに開いた一方、消化試合が1試合少ない2位のインテルとは2ポイントのままとなっている。ピオリは今後のスクデット争いを見据えた。

「下位のクラブとの対戦でややパフォーマンスが良くなかったように思うが、下位との対戦はまだいくつも残っており、正直、もっと頑張らなければならない。ほとんどの試合で先制には成功したが、主導権を完全に握ることができなかった。我々はまだ完璧なチームではない。だがこれからはミスから学んだことを証明する時だ。まだインテルの方がスクデット争いで有利であるように見える」

最後にミラン指揮官は、約1カ月ぶりのゴールでチームに勝利をもたらした35歳のジルーに言及。「技術面、戦術面、メンタル面において、こんな選手を求めていた」と明かした。

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