ポルトガル出身のマリオ・ルイは、地元のユースクラブで選手キャリアをスタートさせる。その後、スポルティング・リスボンやバレンシア、ベンフィカなど複数のユースチームを渡り歩いた後、19歳の時に当時ポルトガル2部のCDファティマでプロデビューを飾った。
2011年夏にパルマへと加入し、国外挑戦をスタートさせたルイ。ASグッビオ、スペツィアとレンタルをはさみ、2013-14シーズンからはエンポリでプレー。初年度でセリエA昇格に貢献すると、その後2シーズンも好プレーを見せて注目を集める。2016年夏にはローマへとステップアップを果たしたが、自身初の強豪クラブで激しい競争に巻き込まれ、出場機会を掴めない日々が続いた。
すると2017-18シーズン、エンポリ時代の恩師マウリツィオ・サッリ監督を追い、同じ南イタリアのビッグクラブ、ナポリへと移籍。当初はサブ要員と見られていたが、ファウジ・グラムの長期離脱によって出場機会を得ていく。すると、持ち前の攻撃力でチームの貴重な攻撃オプションに。2019-20シーズンには、コッパ・イタリア優勝も経験した。現在も強豪の左サイドを支えるポルトガル代表SBである。
プレースタイル
豊富な運動量とスピード、高精度のキックが武器の超攻撃的サイドバック。機を見た攻撃参加で左サイドを駆け上がり、ピンポイントクロスをボックス内に供給する。その精度は、セットプレーを任されるほどだ。また中盤や逆サイドでのプレー経験もあるため、内側に絞って攻撃に貢献することも可能。思い切ったシュートも魅力の1つだ。一対一の対応やポジショニングなど、守備時の課題は残すものの、チームの攻撃に彩りを加える選手である。
プロフィール・経歴
マリオ・ルイ/Mário Rui
1991年5月27日生まれ 169cm 利き足:左
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2010-11 | CDファティマ | 25試合・1得点 |
2011-12 | ASグッビオ | 31試合・2得点 |
2012-13 | スペツィア | 23試合・0得点 |
2013-14 | エンポリ | 26試合・0得点 |
2014-15 | エンポリ | 34試合・0得点 |
2015-16 | エンポリ | 36試合・0得点 |
2016-17 | ローマ | 5試合・0得点 |
2017-18 | ナポリ | 25試合・2得点 |
2018-19 | ナポリ | 20試合・1得点 |
2019-20 | ナポリ | 24試合・0得点 |
2020-21 | ナポリ | 10試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2021年1月4日現在)
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