インテルがチリ代表FWアレクシス・サンチェスの完全移籍に向けて動いているようだ。サッカーメディア『Goal』が伝えた。
2018年1月にアーセナルからマン・U入りしたサンチェスだが、同クラブでは負傷もあって適応に苦しみ、2019年夏にインテルへ期限付き移籍。インテルでもシーズン序盤はケガに見舞われたが、中盤戦以降に徐々に出場機会を得ると、直近のブレシア戦では1ゴール2アシストの活躍を見せた。
そのサンチェスに関しては6月末でレンタル期限が満了を迎えたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でシーズンが延長されている状況を受け、この期間を延長。双方のクラブは新たな期限をセリエAが終了する8月上旬までとしている。
一方、ヨーロッパリーグ（EL）でもベスト16まで勝ち抜いているインテルとしては、同大会が終了するまでサンチェスをとどめたい意向があるようだ。現時点ではELラウンド16は8月上旬に開催されるが、勝ち抜いた場合は準々決勝以降で同選手を起用できないことになる。
しかし、同じくEL制覇を狙っているマン・Uは、他クラブの戦力を安易にアップさせたくないうえ、完全移籍での売却に向けて負傷リスクなどを下げたいもようだ。そのため、インテルは完全移籍でサンチェスを買い取ることを考慮。インテル側は2500万ユーロに設定されている移籍金を交渉で2000万ユーロまで下げることを見据えているとのことだ。
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