直近のリーグ戦10試合で無敗と調子を上げ、上位勢を追走する4位ユヴェントス。14日、UEFAチャンピオンズリーグ（UCL）出場権争いのライバルである、5位アタランタとの敵地での一戦に臨んだが、76分、MFルスラン・マリノフスキーに試合の均衡を破るフリーキックを直接決められて先制点を許した。
しかしユヴェントスは、後半アディショナルタイムに入り、FWパウロ・ディバラのコーナーキックにDFダニーロが頭で合わせて同点弾をマーク。土壇場で1-1のドローへと持ち込み、アタランタとの1ポイント差を維持し、4位の座を死守した。ユーヴェ指揮官は試合終了後、選手たちのパフォーマンスを称えた。
「技術的に良いプレーをしていただけに、負けていたら残念な結果になるところだった。ラストパスの精度を改善しなければならない。試合はベンチから見ていて面白かった。ただ、良いプレーをしてチャンスを作っても、負ける可能性があるのがカルチョだ。ダニーロは素晴らしいパフォーマンスで終了間際に素晴らしいゴールを決めてくれた。おかげで無敗記録を伸ばすこともできた」
今節は、1位インテルが2位ナポリと引き分けたため、サンプドリアに勝利した3位ミランが首位へと浮上。ユーヴェとの差は9ポイントとなっている。アッレグリは、混戦のスクデット争いについて自身の見解を示した。
「シーズン序盤にも言ったが、インテルがスクデットを獲得するだろう。我々をも上回る最強のチームだ。ユーヴェは前半戦であまりに多くのポイントを取りこぼしてしまった。今日の試合の前からスクデット争いから脱落していたように思う。もちろん、『今日、勝っていたら…』とは思うが仕方がない。上位3チームとのこれほどのポイント差を覆すことは考えられない。アタランタが我々のライバルになるだろう」
最後にユーヴェ指揮官は、今冬の移籍市場でフィオレンティーナから加入した22歳のFWドゥシャン・ヴラホヴィッチに言及。アタランタ戦で不発に終わった若き逸材の今後の課題を指摘した。
「彼はまだ22歳でユヴェントスへやって来たばかりだ。彼の課題は試合中、自分が思うようなプレーができない時も、イライラせず、落ち着いてプレーできるようにならなければならないということ。まだ22歳なので、これから成長していけるだろう」
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