23日(日本時間)に行われたセリエA第23節のインテル対ヴェネツィアにおいて、1-1のままこう着状態となっていた90分、エディン・ジェコが決勝点をマークし、インテルは辛くも2-1で勝利を収めた。だがそれまでの決定機を外し、好調とは言い難いパフォーマンスにとどまっていたジェコ。それにも関わらず、指揮官のシモーネ・インザーギは、ボスニア代表FWを信頼し、73分のFWアレクシス・サンチェスの投入の際に、相棒のFWラウタロ・マルティネスをベンチへ下げた。
『DAZN(ダゾーン)イタリア』の番組「Sunday Night Square」では、この選択について議論。解説者を務めた元ミランのアンブロジーニ氏が、昨シーズンのアントニオ・コンテ指揮下のFWルメル・ルカクと比較しつつ、見解を示した。
「ジェコは決定機でミスを犯したとはいえ、試合の中では機能していたように見える。ヴェネツィア戦では、両サイドのスペースが空くことが多かった。だからこのような試合において(デンゼル)ドゥンフリースが入ったことで、ゴール前中央でチャンスが生まれる予感はした。ジェコはゴール近くでプレーするインザーギの戦術において、(ロメル)ルカクよりも機能する選手だ。おそらくラウタロよりもね」
また、チェゼーナ時代の長友佑都の元同僚で番組の解説者を務めるパローロ氏も自身の見解を示し、ラツィオ時代の恩師に賛辞を贈った。
「ジェコはさまざまな面から相手を苦境に陥れることができる選手だ。一方、ルカクは破壊力抜群のフィジカルを持っていて別のタイプの選手だと思う。インザーギは本当にカルチョをよく理解しているし、非常に優れた指揮官だ。私がラツィオでプレーしていた頃は、苦境に陥ると、空中戦に強い(セルゲイ)ミリンコヴィッチ(サヴィッチ)へボールを集めるように指示していた。だから私は、絶対に監督はジェコを外さないと思っていた」
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