25日、サッカー女子日本代表『なでしこジャパン』は、AFC女子アジアカップインド2022のグループステージ第2戦でベトナム女子代表と対戦した。
初戦をミャンマー相手に大勝で終えた日本は、この日もベトナムを3対0と圧倒。成宮唯の2試合連続得点で先制すると、その後主将の熊谷紗希、さらに成宮がまたしても追加点をあげベトナムを寄せ付けず。グループステージ最終戦となる韓国戦を前に、決勝トーナメント進出を決めている。
この試合をDAZNで解説した澤穂希氏は、得点を決めた熊谷紗希について「そこにいることが大事。(熊谷は)代表2得点目ですけど、私自身もなんか嬉しい。しっかりチームを後ろからまとめていた」と喜んだ。また、同じく解説を務めた大野忍氏も「頼もしい。イキイキとしていますし」と笑顔に。かつて共に日本代表で戦った後輩の活躍を褒め称えた。
快勝の一方で課題も浮上した。日本はポゼッション率が74%とゲームを支配し、そしてベトナムのシュート数2に対し22本ものシュートを放ったものの、そのチャンスを必ずしも活かしきったとは言い難い。
澤氏が「勝ち点3を取れたことは良かったが、ただ初戦同様、チャンスの数を比べて得点は少なかった」と振り返ると、大野氏も「勝ち点を取れたことは大きかったが、韓国戦に向けて課題も出てきている」と同意した。「全体的に、両サイドの縦関係が数的優位を作るという状況じゃなかった。チームとしてなのか、意図的なのかはわからないが、そのあたりを優位に進めていかないと次の韓国戦に対しては難しくなる」と課題を指摘した。
2連勝と波に乗る日本は、次戦27日(木)17時に韓国女子代表とグループステージ首位通過をかけて対戦。なお、その直後19時から男子日本代表のワールドカップ最終予選、日本対中国も行われる予定となっており、それだけに直前に行われるこの日韓戦に注目が一際集まるはず。課題を修正して韓国を撃破できるか、なでしこジャパンの腕の見せ所だ。
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