なでしこジャパン 対 韓国代表
初戦、2戦目を連勝したなでしこジャパンは、前回の試合でグループリーグ突破が決定。同じく勝ち点6で並ぶ韓国と首位通過をかけて相対する。今後の展開を考えても、そしてアジアのライバルとしても負けられない一戦だ。
ここまでの日本の課題は明確だ。初戦のミャンマー戦、2戦目のベトナム戦と、複数得点を奪って勝利したが、チャンスの数と比べると多少得点数が物足りない印象を受ける。それは選手たちも同様で、新型コロナウイルスの陽性判定を受け、外から観戦していたFW岩渕真奈は「ブロックを敷いてくる相手に対しての崩し方は少し狙いすぎなところがある。サイドに入れてスピードを上げたりすれば効果的な攻撃が動きできるかもしれないし、ゴールを取るための個人個人の武器をみんなで身につけていかないといけない」と主張。次の試合に向けて、攻撃のバリーションという意味では見直す必要があると口にしている。
ただ、内容以上に結果が重要なのが公式戦でもある。しっかり2試合続けてクリーンシートを築き、連勝を手にしていることは評価していい。池田太監督体制下でも決して多くの試合をこなしてきたわけではないだけに、ここから一つずつ課題をクリアにしていくことでさらなる強さを身につけたいところだ。
今節の韓国はグループリーグ最強の相手。これまでの2戦同様に引いて守ってくる可能性は低く、前からしっかりプレーしてくるだろう。そんな相手に対し、どのように崩していくはポイントになる。攻撃陣では岩渕がコロナから復帰。ピッチに立つチャンスもあるかもしれない。絶対的エースが帰ってきた中で、韓国を相手にどんな試合を見せるかは注目したい。
決勝トーナメントにも大きくつながってくる韓国戦。注目の試合は27日17時キックオフだ。
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