女子アジア杯は2023 FIFA女子ワールドカップの予選を兼ねており、開催地枠であるオーストラリアを除いた上位5チームが本大会出場権を獲得。また、それに次ぐ2チームも大陸間プレーオフに進出することとなっている。
初戦のミャンマー戦から中2日で迎えたベトナム戦は、先発を8枚変更しながらもセットプレーを中心に3得点を奪って勝利。グループリーグの突破をしっかりと決めて見せた。
この試合で2得点目を奪った熊谷は、「ゴール前をかなり固めてくる相手で、マンツーマンでくることもわかっていた。その中でコンビネーションや流れの中で点が取れれば良かったけど、セットプレーを含めて3点取れて勝てたことは良かったと思います」と主張。自身のゴールについては「セットプレーにチャンスを感じていた」としつつ、「こぼれたところに合わせられて良かったなというか、ホッとしているのが1番のところ」と得点の喜びを口にした。
一方で内容面を振り返ると、多くのチャンスを作り出した中で3得点は少し寂しい数字のように映る。熊谷も「選手たちの中でも少しのズレだったり、技術的なズレがあって、タイミングを含めてもっと合わせていかないといけない」と課題を挙げ、次戦に向けての攻撃面のポイントを述べた。
「(次戦の相手・韓国は)この2戦とは違った相手というか、引いて守ってくるようなチームではない。ただ、やはりボックスの中で怖さをもっと見せていかないといけないなと。それが今の自分たちの課題でもある。あとはサイドからの攻撃を増やしていきたい。バリエーションを含め、中からも外からも狙っていくような攻撃を目指していきたい」
グループリーグを1位で抜けるか、2位で抜けるかでは、今後の戦いが大きく変わってくる。「自分たちのできることは相手の分析とそれに向けた良い準備だと思う。次の試合に向けて集中していきたい」と語った熊谷。チームの精神的支柱が、次の試合でどのようにチームを勝利に導くか注目だ。
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