セリエA第7節が現地時間11月63日~11月8日に行われた。
第7節の総評
王者ユヴェントスとラツィオの一戦は、劇的な決着となった。
昨季優勝を争った両チームによる大一番は、15分にユヴェントスが先制。フアン・クアドラードのクロスにクリスティアーノ・ロナウドが合わせてネットを揺らした。エースのリーグ戦出場4試合連続今季6ゴール目で、アウェイチームが前に出る。その後はC・ロナウドに何度もチャンスが訪れたが、決めきることはできない。すると後半はラツィオが押し込み続ける展開に。それでもなんとか耐えていたユヴェントスだったが、ラストプレーにドラマが待っていた。後半アディショナルタイム、ホアキン・コレアが4人をかわしてボックスに侵入。パスを受けたフェリペ・カイセドは、振り向きざまにシュート。これがネットを揺らし、ラツィオが終盤に追いつくことに成功。試合は1-1で終了した。
土壇場で追いつかれたユヴェントスは、今季4度目のドローに。勝ち点13で5位と足踏みが続いている。一方前節に引き続き後半アディショナルタイム弾で勝ち点を手にしたラツィオは、同11で9位となった。
もう1つのビッグカード、アタランタ対インテルは1-1でポイントを分け合うことに。58分、アシュリー・ヤングのクロスにラウタロ・マルティネスが頭で合わせ、インテルが先制する。しかし、アタランタも79分に反撃。ムリエルのパスを受けたアレクセイ・ミランチュクが見事なコントロールからシュートを流し込んだ。試合はこのまま終了。アタランタは勝ち点13で6位、インテルは同12で7位となっている。
また首位ミランは、ヴェローナと2-2のドロー。6分、19分と立て続けに失点するが、27分にオウンゴールで1点を返す。そして65分にはPKを獲得するが、キッカーのズラタン・イブラヒモヴィッチは枠の上へ外してしまう。背番号11にとって、今季5回中3度目のPK失敗となった。それでもチームをけん引するイブラヒモヴィッチは、後半アディショナルタイムに汚名返上。テオ・エルナンデスのクロスをボックス内で相手を背負いながら最高のトラップで止め、シュートを放つ。これはGKに止められたが、最後はクロスを頭で押し込んだ。今季ゴール数を「8」に伸ばし、得点ランクトップを快走している。劇的ドローでリーグ戦無敗を維持するミランは、勝ち点17で首位を守った。
一方、冨安健洋が7試合連続先発となったボローニャは、強豪ナポリに0-1と敗れた。吉田麻也が5試合連続で先発したサンプドリアは、退場者を出して0-2と黒星を喫している。
第7節の結果
サッスオーロ 0-0 ウディネーゼ
【得点者】なし
カリアリ 2-0 サンプドリア
【得点者】ペドロ(48分/PK)、ナンデス(68分)
ベネヴェント 0-3 スペツィア
【得点者】ポベガ(29分)、エンゾラ(70分)
パルマ 0-0 フィオレンティーナ
【得点者】なし
ラツィオ 1-1 ユヴェントス
【得点者】ラ:カイセド(90+5分) ユ:ロナウド(15分)
アタランタ 1-1 インテル
【得点者】ア:ミランチュク(79分) イ:マルティネス(58分)
ジェノア 1-3 ローマ
【得点者】ジェ:ピアツァ(50分) ロ:ムヒタリアン(45+2分、66分、85分)
トリノ 0-0 クロトーネ
【得点者】なし
ボローニャ 0-1 ナポリ
【得点者】オシムヘン(23分)
ミラン 2-2 ヴェローナ
【得点者】ミ:オウンゴール(27分)、イブラヒモヴィッチ(90+3分) ヴェ:バラク(6分)、オウンゴール(19分)
第8節の日程・対戦カード
開催日 | キックオフ (日本時間) | 試合 |
---|---|---|
11/21(土) | 23:00 | クロトーネ vs ラツィオ |
11/22(日) | 深夜2:00 | スペツィア vs アタランタ |
11/22(日) | 深夜4:45 | ユヴェントス vs カリアリ |
11/22(日) | 20:30 | フィオレンティーナ vs ベネヴェント |
11/22(日) | 23:00 | ヴェローナ vs サッスオーロ |
11/22(日) | 23:00 | インテル vs トリノ |
11/22(日) | 23:00 | ローマ vs パルマ |
11/22(日) | 23:00 | サンプドリア vs ボローニャ |
11/23(月) | 深夜2:00 | ウディネーゼ vs ジェノア |
11/23(月) | 深夜4:45 | ナポリ vs ミラン |
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