レスターの指揮官を務めるブレンダン・ロジャース監督は、かつてリヴァプールを率いていた時にマンチェスター・シティへ電撃移籍を果たしたイングランド代表FWラヒーム・スターリングについて言及し、「移籍は決してお金のためではなかった」と当時猛烈なバッシングを受けた教え子を擁護した。リヴァプール地元紙『リヴァプール・エコー』が伝えた。
2010年にリヴァプールのユースに移籍したスターリングは、17歳になった2012年にトップチームデビュー。13’-14’シーズンにはチームの主軸の一人となると、サポーターからはチームの将来を担う存在として大きな期待を受けることになった。
だが、3シーズン過ごした後、スターリングは当時のイングランド人選手最高額となる4900万ポンドでマンチェスター・Cへ移籍。クラブからの契約延長オファーを2度断り、シーズン開幕直前に移籍したことで、ファンからは「金のためだ」と強烈なバッシングを浴びることになった。
今でもリヴァプールサポーターからブーイングを浴びせられるスターリングについて、当時の指揮官であるロジャースは「ラヒームにとって、移籍は決してお金のためではなかった」と語り、彼には違う考えがあったとの見解を示している。
「もし金銭面を考えていたのであれば、リヴァプールに残っただろう。移籍は、彼が最高の選手になるためのものだった。あの時は、トップクラスの選手を多く抱えるチームへ行くチャンスだったんだ。そしてそれをつかみ、成長して勝者になった。彼の試合を見れば明らかだよ。ペップのチームを見ていても、彼がいなければ全く別のチームになる。若いイングランド人選手の鏡だね。私はラヒームを愛していた。若くして自分が何になりたいかわかっていたからね」
マンチェスター・Cに移籍して以降、公式戦230試合で89ゴール72アシストを記録するなど、プレミアリーグを代表する選手の一人となったスターリング。この活躍は自身の移籍が間違っていなかったことを証明していると言っていいだろう。
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