欧州で猛威を振るう新型コロナウイルスが、ついにプレミアリーグにも影響を及ぼした。プレミアリーグは11日、開催予定だったプレミアリーグ第28節マンチェスター・シティ対アーセナルの延期が決定したことを発表した。
アジアを中心に多くの感染者を出している新型コロナウイルス。先日にはイタリアのセリエAが新型コロナウイルスの感染拡大を受けて4月3日までセリエAとコッパ・イタリアの中断を発表するなど、欧州フットボール界にも多大な影響が出ている。
そして、その波がついにプレミアリーグにも及んだ。11日にエティハド・スタジアムで予定されていたプレミアリーグ第28節マンチェスター・C対アーセナル戦の延期が発表されたのだ。
この要因となったのは、先日オリンピアコスのオーナーであるエヴァンゲロス・マリナキス氏が新型コロナウイルスに感染したこと。同氏は2月27日に行われたUEFAヨーロッパリーグ（EL）ラウンド32（決勝トーナメント1回戦）第2戦アーセナル戦に来場。アーセナルの公式サイトによれば、この試合で4人のスタッフがマリナキス氏の近くで観戦していたようだ。
これを受けてプレミアリーグは感染拡大の予防として延期を決定。声明では「これは試合へ参加する予定のファンに不便とコストを強いることになると理解しているが、アーセナル、マンチェスター・C、プレミアリーグはマリナキス氏の感染により、リスクを適切に評価するため、時間を使う以外に選択肢がないことで同意している」と発表した。
アーセナルの声明によると、何人かの選手もマリナキス氏と試合後に接触した模様。そのため政府のガイドラインに則って、接触した後の予防措置として潜伏期間とされる14日間は自宅待機を命じたことも発表している。
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