セリエA第20節が現地時間1月29日～1月31日に行われた。
第20節の総評
前節アタランタに0-3の完敗を喫した首位・ミランは、日本代表DF冨安健洋の所属するボローニャと対戦した。
ボローニャは、これまで全試合にフル出場している冨安をこの日も右サイドバックとして先発起用。対するミランは冬加入のフィカヨ・トモリをセリエAで初先発させたほか、ズラタン・イブラヒモヴィッチらをスタートから送り出した。試合開始早々の2分には冨安が右サイド高い位置まで駆け上がってクロスからチャンスを演出するが、先制点にはつながらず。その後はミランが主導権を握る。
そして26分、ラファエウ・レオンがボックス内で倒されたことでミランがPKを獲得。この試合でビッグセーブを連発していたGKウカシュ・スコルプスキがキッカーのイブラヒモヴィッチが放ったシュートを止めたものの、こぼれ球をアンテ・レビッチが押し込んだ。後半に入っても支配を高めるミランは54分にもPKを獲得すると、今度はフランク・ケシエがキッカーを務めて確実に決め、リードを広げた。
81分にはアンドレア・ポーリの得点で1点差に詰め寄るボローニャだったが、追いつくことはできないままに試合が終了。冨安は連続フル出場を継続したが、チームは連敗を喫している。
その他の試合では、2位・インテルがロメル・ルカクの2ゴールなどでベネヴェントに4-0で快勝し、ミランを勝ち点2差で追走。また、4位・ユヴェントスは日本代表DF吉田麻也の所属するサンプドリアと対戦し、フェデリコ・キエーザとアーロン・ラムジーの得点によって2-0で勝利。サンプドリアは、センターバックとしてフル出場した吉田が42分にクリスティアーノ・ロナウドをスライディングでストップするなどの見せ場を作ったが、力負けしている。
第20節終了時点での順位は、1位・ミラン（勝ち点46）、2位・インテル（44）、3位・ローマ（40）、4位・ユヴェントス（39）のままで前節から変わっていない。
第20節の結果
トリノ 1-1 フィオレンティーナ
【得点者】ト：ベロッティ（88分） フィ：リベリー（67分）
ボローニャ 1-2 ミラン
【得点者】ボ：ポーリ（81分） ミ：レビッチ（26分）、ケシエ（55分／PK）
カリアリ 1-1 サッスオーロ
【得点者】カ：ジョアン・ペドロ（75分） サ：ボガ（90+4分）
クロトーネ 0-3 ジェノア
【得点者】デストロ（24分、50分）、チボラ（29分）
サンプドリア 0-2 ユヴェントス
【得点者】キエーザ（20分）、ラムジー（90+1分）
インテル 4-0 ベネヴェント
【得点者】オウンゴール（7分）、マルティネス（57分）、ルカク（67分、78分）
スペツィア 0-1 ウディネーゼ
【得点者】デ・パウル（52分／PK）
アタランタ 1-3 ラツィオ
【得点者】ア：パシャリッチ（79分） ラ：マルシッチ（3分）、J.コレア（51分）、ムリキ（82分）
ナポリ 2-0 パルマ
【得点者】エルマス（32分）、ポリターノ（82分）
ローマ 3-1 ヴェローナ
【得点者】ロ：マンチーニ（20分）、ムヒタリアン（22分）、マジョラル（29分） ヴェ：コリー（62分）
第21節の日程・対戦カード
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