無失点記録更新中の鳥栖から好調・C大阪はゴールを奪えるか。セレッソ大阪対サガン鳥栖の見どころ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ Jリーグ

セレッソ大阪 対 サガン鳥栖 見どころ

インターナショナルマッチウィークが終わり、再開を迎えるJ1は、ここから再び過密日程がスタートする。ヤンマースタジアム長居で行われる今節は、Jリーグ記録に並ぶ6試合連続無失点の鳥栖が新記録を更新するか、C大阪が阻止するか。注目の一戦だ。

現在4試合負けなしで、開幕から4勝1分2敗の好スタートを切っているC大阪。中断期間前に行われた前節・湘南ベルマーレ戦は、スコアレスドローと4連勝こそ逃したが、相手の11本のシュートに対して8本と下回ったゲーム展開、強風と大雨という悪天候のピッチ状況などを踏まえても勝ち点1の結果は、最低限のノルマをクリアしたとも言える。

開幕からの7試合のうち、6試合を同じスタメンで戦ってきたホームチーム。しかし今節は、変更が避けられない。全試合にスタメンしていたMF原川力、MF坂元達裕の主力二人がケガで離脱し、バックアップメンバーの奮起が求められる。中断期間で選手の見極めをしてきたレヴィー・クルピ監督がどのような決断を下すか。

また好調なホームチームは、鳥栖の無失点記録ストップにも燃えている。そのためにもここまでチーム最多5ゴールのFW大久保嘉人とそのパートナーでもあるFW豊川雄太に期待したい。今季2ゴール目を目指す背番号32は、「ゴールを狙い続けることは変わらない。無失点をこじ開けたい」と闘志を燃やしており、今季初めて鳥栖のゴールをこじ開けるチームとなれるかは、この2トップにかかっている。

一方で開幕からの無失点記録を6試合へと伸ばし、Jリーグ記録に並んでいる鳥栖。開幕から無敗をキープしており、J1を席巻している。アビスパ福岡と対戦した前節は、互いの特徴でもある"堅守"を発揮し合い、一進一退の攻防の末、スコアレスドロー。ただ攻撃的なサッカーを目指している鳥栖としては、相手を崩し切れなかったことを悔やむ結果にもなっている。

前節の反省も踏まえると、フォーカスされるべきは攻撃面だろう。U-24日本代表に追加招集されて、29日のアルゼンチン戦で値千金の先制点を奪ったFW林大地には、否が応でも注目が集まる。代表活動を終えてチームに合流するストライカーが鳥栖でどんな輝きを見せてくれるか。2戦ぶりのゴールを期待したい。

1996年に横浜フリューゲルスが達成した記録に並び、25年ぶりに無失点記録更新が期待されている鳥栖。攻撃的なサッカーで迎え撃つ”クルビ・セレッソ”は、記録更新を阻止できるか。最注目ポイントになることは避けられない。