今回、気になるデータとして紹介されたのが、サウジアラビアのCBのパス成功率の低さだ。CBの場合、高い成功率ならば8割から9割に上るものの、前回の日本代表戦で両CBが記録したのは77%と67%。著しく低い数字が出ていたことがわかる(ちなみに左のCBに入ったマードゥは今回招集外)。
これを聞いた内田氏は「CBのパス成功率の低さだけを見てプレッシャーをかける形を作るならば」と前置きをしつつ、CBにボールを持たせるように誘導することと、外へのパスコースを切りながら出しどころを限定してインターセプトすることが守備のポイントになると解説した。
「見たかぎり低い位置でもミスをしている。ドリブルで持ち上がってパスコースがどんどん少なくなってミスをするCBはよくいるけども、そうではなくフリーで持っていてパスミスをしてくれるので、ある程度、彼らをフリーにして両サイドからグッといってバックパスをCBにさせれば絶対に蹴ってくれる。CBのところで取るのではなく、(パスを)出させて(出た先で)取ることが大事になる」
また、こういったデータを踏まえて選手のチョイスをするならばという問いに関しては「そこは難しいですね。監督の好きなタイプというか、試合の読みになる」とした上で、自身の考えを口にした。
「自分たちがボールを持てるチャンスがあると考えれば、大迫(勇也)のようなボールをしっかり収められる、起点になれる選手を置きたい。いまみたいにCBにプレス行こうと思うなら予想よりも足が速い前田大然だったり、トップ下にある程度気が効く選手がいるとCBのパスコースを消せるので守備的な選手を置こうなど、いろいろなことが考えられる。それこそ試合直前に選手を呼んでパッとグラウンドに立った時にこれでいくかという感じに決めるんじゃないかな、オレが監督だったらそうするね」
このデータだけでなく、様々なデータを汲み取った上で、森保一監督がサウジアラビア戦でどんなメンバーを選択するか楽しみにしたい。
内田篤人のFOOTBALL TIME
配信:DAZN 配信日:毎週木曜
出演:内田篤人、野村明弘※敬称略
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