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【DAZN×EL GOLAZO インタビュー】「毎試合圧倒して昇格をつかむ」。4月度J3月間MVP受賞!松本の新エース・横山歩夢に迫る | Jリーグ

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【DAZN×EL GOLAZO インタビュー】「毎試合圧倒して昇格をつかむ」。4月度J3月間MVP受賞!松本の新エース・横山歩夢に迫る | JリーグDAZN
【国内サッカー・インタビュー】Jリーグが月ごとに最も優れた選手を表彰する『明治安田生命Jリーグ KONAMI 月間MVP』。4月度のJ3リーグからは、松本山雅FCの新エースに台頭しているFW横山 歩夢が月間MVPに選出されている。
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Jリーグが選ぶ4月度の明治安田生命J3リーグKONAMI月間MVPは松本の横山歩夢。2得点を記録した3月に続き、4月も4得点を挙げ、3勝1分と勝点を伸ばしたチームをけん引した。松本の新エースとなったプロ2年目の麒麟児に、自身のプレー、将来の夢、今季の目標などを聞いた。※エル・ゴラッソ本紙より転載。

印象に残っているのは沼津戦のゴール

2022-05-18-jleague-A.Yokoyama-01(C)J.LEAGUE

――4月はリーグ戦4試合で4得点を挙げる活躍を見せました。現在6得点で得点ランキングトップタイに立っています。

自分の役割は、点を取ってチームを助けることです。ここまで順調に点を取れていますし、いい流れにあると思います。開幕の讃岐戦でのゴールが、自信につながりました。昨季に比べて、ボックス内に進入する意識も増していると思います。そのことで、こぼれ球に詰める場面が増え、ゴールチャンスをつかめるようになりました。

 ――さらに得点を取っていくために、取り組んでいることはありますか?

ボックス内でのシュートの質、クロスの質などは上げていかないといけません。自分で点を取る意識を持っていますが、周りを生かせる選手にもなりたいと思っています。

 ――名波浩監督からはどんな指導を受けているのでしょうか?

動き出し、シュートの質、それとDFとの駆け引きについて、いつも言われています。練習後のシュート練習では、監督が足りないなと思っているところについてアドバイスをもらっています。名波さんのような実績のある方からのアドバイスは身になりますし、そういう意味でも、自分はとてもいい環境にいると思っています。

――名波監督は、自主練習でも横についてくれているのですか?

はい。パスを出してくれたり、一緒にやってくれています。

――得点王を狙える位置につけていますが?

得点王は、いまはそこまで意識していません。チームが苦しいときに点を取れるようにと考えて、毎試合臨んでいます。

――チームは5勝2分1敗で2位(第8節終了時点)。雰囲気はいかがですか?

名波監督も、1位で気分が悪いことはないよな、と言っていました。そこから2位に下がってしまい悔しい思いはありますが、チームの雰囲気は引き続きいいですね。

――4月で印象に残っている試合は?

沼津戦(第7節/1○0)です。その試合の前まで、自分は(U-19の)代表活動に行っていて、チームを離れていました。その中で試合に出て、苦しい時間帯でゴールを決められたことが本当にうれしかったんです。チームとして無失点に抑えられたことも印象に残っています。

――印象に残っているゴールは?

その沼津戦のゴールです。菊井(悠介)選手がドリブルで運んでいく中で、自分の周りにスペースができました。そこでうまくもらって、最初はニアに打つふりをしてファーを狙うつもりでしたが、タッチが長くなり、相手の寄せもあったので、相手選手の横を狙うような感じでニアの上を狙いました。練習中から、監督やコーチには『足を振っていけ』と言われています。そういった練習からの意識があのシュートにつながったと思っています。

――第4節・相模原戦、ドリブルからのゴールも素晴らしかったですね。

ありがとうございます。ドリブルからのシュートに関しても、自信がつき始めています。

――スピードが特長の横山選手ですが、昔から足は速かったのですか?

中学生までは、速いほうではなかったです。成長とともに、高校生から徐々にという感じです。

――4月21日にはU-19代表候補にも選出され、トレーニングキャンプに参加しました。成長を感じていますか?

メンタル面で強くなっていると感じます。いまは自信がついている状態です。

――刺激を受けた部分は?

いつもは一緒にプレーしていない人たちと、ゼロからコミュニケーションをとって、みんなの特徴を把握していきました。それが新鮮だったというか、こういう一緒にプレーしたことがない選手とやっていかないといけないということを実感しましたし、周りからも刺激を受けました。

――冨樫剛一監督からの指導は?

練習試合(関東大学選抜戦)では、最初の決定機を外してしまいました。冨樫監督からは『ああいう決定機を決めていかないといけない。1-0になるか0-0になるかの差で、難しいゲームになることもある。日ごろから意識しよう』と言われました。

将来の夢はW杯に出ること

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――参考にしている選手はいますか?

背後への抜け出しについては、古橋(亨梧)選手(セルティック)のプレーを参考にしています。古橋選手のように、将来は日の丸を背負って活躍したいです。また、松本に加入してから、前田大然選手(セルティック)と比較されることが多いのですが、とてもうれしいですし、光栄に感じています。クロスの入り方、背後への抜け出し、シュートなどを参考にしています。

――日の丸の話が出ましたが、サッカー選手としての夢はありますか?

最終的な夢は、いつか海外でプレーして活躍すること。そして、日本代表としてW杯に出ることです。それは幼いころから考えていました。

――日本代表で印象に残っている試合などはありますか?

ブラジルW杯の最終予選・豪州戦で、本田(圭佑)選手がPKを真ん中に決めたシーンが印象に残っています。まだ幼かったですが、衝撃的でした。あの時間帯で、真ん中に蹴るメンタリティーはすごいなと。自分は蹴れないです。

――お父さんは、かつて市原(現・千葉)などで活躍された横山博敏さんです。秋田の監督なども務めていましたが、アドバイスで心に留めているものはありますか?

幼いころからずっと、『両足で蹴れる選手になれ』と言われていました。まだ左足は、右足ほど違和感なく蹴ることができないので、もっと練習していきたいです。プロになってからは、『常に謙虚にいろ』とずっと言われてきました。そのことは意識しています。

20万円の賞金は…

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――話は変わりますが、いまは寮生活?

寮生活です。トップチームの選手が7、8人いて、ユースも含めると20人後半くらいの人数で暮らしています。朝、夜は基本的に食事が出ます。普段から、規則正しい生活をすることを考えて過ごしています。当たり前ですが…

――オフの日は何をすることが多いですか?

昨季は松本城とか、いろいろなところに行きましたが、2年目になってからはあまりそれもなくて、『オフに入ったら何をしよう』と悩んでいます

――このMVPには、20万円の賞金もあります。使い道は考えていますか?

まだ親に何も買ってあげられていないので、何かを渡そうかなと思います。何にするかは決められていませんが…。お財布などがいいのかもしれませんね

――最後に、残りシーズンの個人的目標、チームとしての目標を教えてください。

最低二ケタゴールは取らないといけないと思っています。得点王も狙っていきたいです。チームとしては、絶対J2に昇格しないといけません。他チームを寄せ付けない、圧倒するような試合を毎試合やって、昇格に貢献したいです

文:田中直希

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