今季アーセナルに加わった冨安健洋が、ガナーズに追い風をもたらしたとイギリスメディアが伝えている。イギリス『Sun』は“アーセナルの新たなカルトヒーロー、冨安健洋がチーム復活の原動力になっている”との見出しで、日本人DFについて特集記事を組んでいる。
「ガナーズはブレントフォードに敗れてリーグをスタートさせ、3連敗を喫した。そこから一気に盛り返し、ここまで7勝をマークしている。これより多く勝利しているのはリヴァプール、チェルシー、マンチェスター・シティの3チームのみだ」
「その好転をもたらした要因の一つとして、冨安健洋の存在が挙げられる。この日本代表DFは、加入とともに右サイドバックのファーストチョイスとなった。その地位は早くも確固たるものとなり、その検診性と忠実な姿勢は、エミレーツのファンたちを魅了している」
記事では冨安の持ち味について「彼が持つ最大の特徴は一貫性と信頼性だ」と指摘している。
「もともとセンターバックでもある彼は、日本代表でセンターを守る一方、ボローニャでは多くの時間をサイドバックの仕事に費やした。クロスをブロックし、空中戦に勝利する。相手のウイングを無力化する能力に長けている」
「昔ながらの右サイドバックのように見えて、彼は攻撃面で貢献していないかと言ったらそうではない。ビルドアップにも参加するし、効果的な攻め上がりも見せる。2-0で勝利したニューカッスル戦では見事なアシストを見せ、チームの勝利に貢献した」
そしてここまで冨安が見せた活躍ぶりを踏まえ「過去数年間にわたり、アーセナルは頻繁にミスを犯したり、パフォーマンスが安定せず苦しむ選手が何人かいた。だがアーセナルファンは、時計をセットできる選手をようやく見つけたようだ」と表現し、日本代表DFがいかに安定したプレーを見せているのか強調した。
冨安は加入後の第4節ノリッジ戦から第13節ニューカッスル戦まで、全試合で先発出場。初戦こそ62分で途中交代したが、それからの9試合はすべて右サイドバックとしてフル出場を果たし、この間アーセナルは7勝2分け1敗と大きく勝ち越している。
現地時間2日には、敵地オールド・トラッフォードでマンチェスター・ユナイテッドとの大一番を迎えるアーセナル。この一戦でも冨安はチームの勝利に貢献できるか、大いに注目される。
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