イングランド・チェルトナム生まれのエリック・ダイアー。しかし7歳の時に両親と共にポルトガルへ移住し、名門スポルティング・リスボンのアカデミーで育つという異色の経歴を持つイングランド人DFだ。なお、そのためプレミアリーグでは非ホームグロウン選手となる。
2011年にはエヴァートンU-18チームへレンタルされて経験を積むと、スポルティングでのトップチームデビューは2012年、当時18歳でプロキャリアをスタートさせる。その後2シーズンで32試合に出場し、2014年夏にトッテナムへとおよそ500万ユーロという移籍金で引き抜かれた。
するとマウリシオ・ポチェッティーノ前監督の下、本職のセンターバックだけでなく、右サイドバックや守備的MFとして急成長を見せ、レギュラーの座を獲得。2015年にデビューしたイングランド代表でも、2018年ワールドカップでは守備的MFとして活躍して準決勝進出に貢献する。2018-19シーズンには、トッテナム史上初のチャンピオンズリーグ決勝進出を経験した。
“便利屋”的な起用法が続いていたダイアーだが、2019-20シーズン途中に就任したジョゼ・モウリーニョ監督の下では、自身が望むセンターバックとしてポジション確保に成功。名将の下で初のプレミアリーグ制覇を狙うトッテナムにおいて、欠かせぬ存在にまで成長した。
プレースタイル
188cmの長身と屈強な体を持ち、決してスピードのあるタイプではないが、球際の強さや読みの速さを活かして相手の攻撃を潰し、空中戦でも強さを発揮する。複数ポジションで起用可能なユーティリティ性も大きな武器だ。また足元の技術にも長け、正確なフィードに機を見たドリブルでの運びなど、ビルドアップ面でも非常に重要な役割を担っている。頼れる万能ディフェンダーだ。
プロフィール・経歴
エリック・ダイアー/Eric Dier
1994年1月15日生まれ 188cm 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2012-13 | スポルティング・リスボン | 14試合・1得点 |
2013-14 | スポルティング・リスボン | 14試合・0得点 |
2014-15 | トッテナム | 28試合・2得点 |
2015-16 | トッテナム | 37試合・3得点 |
2016-17 | トッテナム | 36試合・2得点 |
2017-18 | トッテナム | 34試合・0得点 |
2018-19 | トッテナム | 20試合・3得点 |
2019-20 | トッテナム | 19試合・0得点 |
2020-21 | トッテナム | 9試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2020年12月1日現在)
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