波紋を呼んだのは、J1第1節セレッソ大阪対柏レイソルの35分。丸橋祐介のパスでDFライン背後に抜け出した大久保嘉人に、後方から手をかけて倒したDF上島拓巳が一発退場。『Jリーグジャッジリプレイ#1』では、このシーンをピックアップし、MC桑原学を中心に、原博実氏、Jリーグウォッチャーの平畠啓史氏、審判ゲストとしてFIFA・AFC・JFA審判インスタラクターの深野悦子氏の4名で議論が行われた。
現行ルール適用であれば、原氏も平畠氏もDOGSO(決定的な得点機会の阻止)に該当することに賛同するが、レッドカードという判定について原氏は、「イエローが賛成。これが一発レッドかと言われれば、それはちょっと違うと思うのが今の風潮な気はしている」と意見を述べると、平畠氏も「上島選手の対応も悪質ではなかった。だからイエローにならないかなという気持ちはある」と賛同した。
このシーンでは、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の適用が行われなかった。その点について深野氏は、「コンタクトもあって主審がファウルだと判断しているので、そこに対して(VARが)介入することはない」と指摘。またゴールまでの距離についても「GKとは距離があったが、(倒されなければ、)GKと1対1の状況だったので、十分にDOGSOになると思う」と説明している。
ただ原氏は、「できるだけ11対11でやる方向にした方がいいのではという気持ちは今もある」と心境を明かした上で、現行ルールへの理解を選手らに求めている。「今のルール適用の仕方だとそうなってしまうことを正しく、特にDFの選手はわからないともったいない。皆さんがあのくらいという気持ちもわかるけど、あれをやってしまうとほとんどがレッド。そこをDFは、トレーニングから気をつけなければいけない」と言及し、選手たちにも理解を求めた。
VARが再導入されている今シーズン。VARが導入されることでジャッジの信頼性は上がることが予想される一方で、今回のように導入されなかった場合には、波紋を呼ぶ機会も増えそうだ。特にVARの適用可否には、今後も注目が集まるだろう。
Jリーグジャッジリプレイ
配信:DAZN 配信日:毎週火曜日
MC:桑原学
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