セビージャや母国フィンランドのHJKヘルシンキ、さらにはシャルケやセルティックなど複数のクラブを渡り歩いてきたフィンランド代表FWテーム・プッキの才能は、2018年に加入したノリッジで花開いた。
イングランド初挑戦ながら、2018-19シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)で29ゴールと大爆発し、リーグ得点王になるとともに年間最優秀選手賞を受賞。クラブを4シーズンぶりのプレミアリーグに返り咲かせた。
迎えた2019-20シーズンもその勢いは衰えず、初のプレミアリーグでインパクトを残す。開幕節のリヴァプール戦でゴールを挙げると、次節のニューカッスル戦ではハットトリックを達成。チームの初勝利に貢献した。開幕5試合で6ゴール2アシストをマークし、リーグ序盤戦における「最大のサプライズ」となった。
その後は得点率が落ちたものの、降格することになるチームで11ゴール3アシストと奮闘。ノリッジ3年目の2020-21シーズンもエースとして牽引している。
プレースタイル
あらゆるプレーを高水準でこなすプッキは、万能型のセンターフォワードだ。フリーランニングしつつボックス付近でボールを受け、キレのある仕掛けからのフィニッシュワークには非常に定評がある。
オフサイドラインぎりぎりで抜け出し相手の背後を取るプレーも得意で、シュート精度も抜群。30歳を超えて円熟期に入っているが、良質なパサーに恵まれればまだまだそのキャリアでゴールを量産できるはずだ。
動画:プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
テーム・プッキ/Teemu Pukki
1990年3月29日生まれ 180cm・77kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2008-09 | セビージャ | 1試合・0得点 |
2010 | HJKヘルシンキ | 7試合・2得点 |
2011 | HJKヘルシンキ | 17試合・11得点 |
2011-12 | シャルケ | 19試合・5得点 |
2012-13 | シャルケ | 17試合・3得点 |
2013-14 | シャルケ | 1試合・0得点 |
セルティック | 26試合・7得点 | |
2014-15 | ブレンビー | 27試合・9得点 |
2015-16 | ブレンビー | 33試合・9得点 |
2016-17 | ブレンビー | 25試合・16得点 |
2017-18 | ブレンビー | 26試合・11得点 |
2018-19 | ノリッジ | 43試合・29得点 |
2019-20 | ノリッジ | 36試合・11得点 |
2020-21 | ノリッジ | 25試合・13得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月15日現在)
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