試合の概要
ヨーロッパリーグ（EL）優勝をかけて、セビージャ（ラ・リーガ）とインテル（セリエA）が激突する。UEFA主催大会で両者が相まみえるのは初となる。
セビージャ（4位 勝点70 ｜ 19勝13分6敗 ｜ 54得点34失点）
歴代最多5度のEL制覇を成し遂げているセビージャは、決勝ラウンドでエコマックス・クルイ、ローマ、ウォルヴァーハンプトンを下し、準決勝でマンチェスター・ユナイテッドと激突。早々にブルーノ・フェルナンデスにPKを決められて先制を許したものの、26分にはスソが同点弾を記録する。その後も劣勢を強いられたが、78分には途中出場のルーク・デ・ヨングが逆転弾を奪取。そのまま逃げ切り、優勝した2015-16シーズン以来、4年ぶりのファイナルに到達した。
元スペイン代表＆レアル・マドリード指揮官のジュレン・ロペテギ監督率いるチームは、目下のところ20試合負けなしと絶好調。優勝候補のマン・Uを下したことでさらに自信をつけたはずだ。マン・U戦の後半序盤に交代したルーカス・オカンポスの状態は気にかかるものの、日程面では中3日の相手に対して中4日と有利。ELの舞台での経験も強みとなるだろう。
注目選手：エベル・バネガ
今季ここまで42試合に出場しているベテランに期待だ。マン・U戦でも素晴らしいパフォーマンスを披露したように、右インサイドMFとして中盤でゲームメークしながらも、豊富な運動量を活かしたフリーランニングで前線にも顔を出す。北京五輪での金メダルなどアルゼンチン代表での豊富な経験も、この大舞台でのチームにとって頼りになるはずだ。
予想スタメン（4-3-3）
インテル（2位 勝点82 ｜ 24勝10分4敗 ｜ 81得点36失点）
一方、セリエAでも2位と結果を残したインテルは、決勝ラウンドでルドゴレツ、ヘタフェ、レヴァークーゼンを退け、準決勝でシャフタールと相まみえた。ラウタロ・マルティネスのゴールで前半1-0と折り返すと、後半に攻撃陣が爆発。ダニーロ・ダンブロージオとラウタロ・マルティネスの2ゴール目、ロメル・ルカクも2発を決めて、5-0で圧勝した。
こちらも公式戦11試合負けなしと勢い十分で、直近の6試合では全勝。さらにその6試合では、16得点1失点という圧巻の成績を残している。アントニオ・コンテ監督のチームらしくソリッドな守備に加え、確実に計算できるラウタロ・マルティネス＆ルカクの2トップが強力。コッパ・イタリアを制した2010-11シーズン以来の主要タイトル獲得で復権を印象づけたい。
注目選手：ロメル・ルカク
昨年の夏にマン・Uから加入したベルギー代表ストライカーは、推定7400万ポンドの移籍金に相応しい活躍を見せている。前線で力強いプレーを見せ、ここまでの公式戦50試合で33得点をマーク。ELの舞台では、10試合連続ゴール中と勢いに乗る。自身のEL連続ゴール記録を伸ばし、チームを栄冠に導きたい。
予想スタメン（3-4-1-2）
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2020年8月22日（土）日本時間4:00
- 解説：松原良香 実況：永田実
- 会場：ラインエネルギーシュタディオン
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