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新型コロナウイルスの影響がドイツサッカー界にも波及し始めている。ドイツ『ビルト』は2日、先月29日に行われたUEFAヨーロッパリーグ（EL）ラウンド32（決勝トーナメント1回戦）ザルツブルク対フランクフルトの試合に応援に駆けつけていたフランクフルトサポーターのドイツ人男性1人が、新型コロナウイルスに感染していたことを明らかにした。
ライプツィヒの警備スタッフが新型コロナウイルスの感染予防策の一環で、レヴァークーゼン戦の観戦に訪れていた日本人団体を強制退場させていたことが話題となっているドイツサッカー界に、新たな問題が浮上している。先月29日のELラウンド32第2戦の応援に駆けつけていたフランクフルトサポーターの中に感染者が出たことが判明したのだ。
『ビルト』によると、その男性は30歳のフランクフルト近郊のリムブルク市出身。2月26日に電車でザルツブルクに向かい、27日に試合が翌日に延期となったため市内のホテルに宿泊。試合を観戦後、4人の他のファンとともに帰路についたという。その後、症状が現れたことでフランクフルトの大学病院に入院。2週間以内にイタリアへの渡航歴があったため、その際に感染したと見られており、フランクフルトの当局は現在、接触者の確認などを進めている。
なお、フランクフルトファンが宿泊したザルツブルクのホテルではそれぞれ9名の従業員が自宅隔離の事態に。サッカーを介して感染が広がる恐れが出ている案件として今後の対応が注目される。
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