新型コロナウイルス感染拡大の影響で、サッカー選手の移籍市場にも大きな影響があるのかもしれない。欧州議会議員のダニエル・コーン=ベンディット氏が語った。
全世界で猛威を振るう新型コロナウイルス。サッカー界も多大な影響を受けており、3月からほぼすべてのリーグ戦が中断に。各国は再開を目指して様々な案を議論しているが、ウイルス拡大終息の目途は立っておらず。先行きは不透明な状況だ。
試合の中断により、各クラブは活動停止状態に。放映権収入やマッチデー収入もストップし、深刻な財政危機に見舞われている。選手の給与カットや従業員の一時帰休など、対応に追われている。
現状を受け、長年欧州連合(EU)で議員を務めるコーン=ベンディット氏は『Ouest France』に対し、「この危機はプロスポーツの非合理を一掃するだろう。核攻撃があったかのように、再建が迫られる」とコメント。選手の市場価格は暴落するとの見解を述べた。
「明日にでも、(キリアン)ムバッペの価格は最大3000~4000万ユーロ(約35億円~47億円)になる。もはや2億ユーロ(約234億円)ではない。どのクラブが彼を買うことができるのだろうか?」
「サラリーキャップも必要になるかもしれない。肖像権も含め、再編成が必要だ。現在のビジネスモデルを解体しなければならないね」
そして、「もう少し現実的になり、もう少し平等になれば、良いスタートになるだろうね。選手たちは、給料が下がるからと言ってプレーが悪くなるわけではないだろう」と、将来的にはプラスに働くだろうと語っている。
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