EURO 2020(欧州選手権)が、新型コロナウイルスの影響により一年間後ろ倒しされることが決定した。UEFAよりもひと足早く、ノルウェーサッカー協会が発表している。また、UEFAもその後公式サイトで声明を発表し延期を認めた。
ノルウェーサッカー協会は公式ツイッターで「UEFAはEUROを2021年に延期することを決定した。来年の6月11日から7月11日に開催される」と発表。この延期は、火曜日にUEFAがホスト都市の一つであるコペンハーゲンのホテルが解約されたことから予見されていた。
すでに、欧州各国のリーグが中断を発表しており、各リーグをいかに無事にシーズンを終了させるかが焦点になっていた。このEUROの後ろ倒しにより、UEFAチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグは1ヶ月ほどの余裕ができることになる。
また『Goal』によると、UEFAは各国のリーグ戦を最後までやりきり、6月30日までにすべての試合を終える方向性で調整しているとのこと。また、UEFAチャンピオンズリーグ決勝も、6月末での開催となる見込みだ。
3月のインターナショナル・マッチウィークに予定されていた試合は、夏に実施される模様。2021年夏に予定されていたネーションズリーグ・ファイナルズは、同年9月に移動されると考えられている。
UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長は、公式サイトで声明を発表。「EURO2020の日程を動かすことは、UEFAにとって巨額のコストがかかること。しかし、欧州サッカーにとってより良い選択をすること。利益より目的を優先するのが我々の原則だ」と、延期決定の理由を述べた。また、チェフェリン会長は、この日程調整のためにコパ・アメリカを延期したCONMEBOLへ感謝の意を述べている。
ただし、UEFAにとっては悩みの種がなくなるわけではない。すでに、来年の7月7日から8月1日にかけては、女子の欧州選手権の開催が予定されており、その他にも2022年ワールドカップ予選など、まだ解決していない課題も山積みだ。
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