2022年カタール・ワールドカップ（W杯）欧州予選は、日本時間12日から14日にかけて第9節が各地で開催。ここでは、日本時間13日に開催される試合の見どころを紹介する。
第9節注目試合（11月13日開催分）
■イタリア対スイス（グループC）
グループCでは勝ち点14で並ぶイタリアとスイスが直接対決を迎える。順位決定で重要となる得失点差でもイタリアが+11、スイスが＋9と拮抗しており、まさに今回の試合が運命の一戦となり得る。
EURO王者のイタリアは先月のインターナショナルマッチウィークでネーションズリーグを戦っており、スペインに敗れた後にベルギーを下して3位入り。最終節がアウェーでの北アイルランド戦であることを考えるとここで直接対決を制しておきたい。だが、ロレンツォ・ペッレグリーニとニコロ・ザニオーロ、チーロ・インモービレが離脱。その上、直前でジョルジョ・キエッリーニの離脱も決定し、やや不安な状況で首位攻防戦を迎える。
一方のスイスは、11月の代表シリーズで北アイルランドとリトアニアに連勝。2-0、4-0といずれも完封勝利を収めており、勢い十分でここに臨む。リトアニア戦で2ゴールを挙げたブレール・エンボロのスピードとパワーを活かし、主将不在のイタリア最終ラインを脅かしたい。
■モルドバ対スコットランド（グループF）
グループＦでは開幕8連勝のデンマークが先月に首位突破を決めた。残る焦点は、プレーオフラウンド進出をかけた2位争いだ。勝ち点17で2位のスコットランドは今節、勝ち点1で最下位のモルドバと対戦。勝ち点13で3位のイスラエルは、勝ち点10で4位のオーストリアとのアウェー戦を迎える。
先月の2戦でイスラエルとフェロー諸島を相手に1点差の2連勝を達成したスコットランドは、今回の試合で勝利すれば2位の座を手に。イスラエル戦で試合終了間際に劇的決勝弾を挙げたスコット・マクトミネイを中心に、ここできっちりと決めたい。
■イングランド対アルバニア（グループI）
グループＩは、勝ち点20のイングランドを勝ち点17のポーランドと勝ち点15のアルバニアが追う展開。第9節では、イングランドが3位アルバニアと、ポーランドが5位アンドラとそれぞれ対戦する。
ポーランドに得失点4差をつけているイングランドは、最終節が勝ち点0のサンマリノ戦であることを考えれば、今回の試合で勝利できればほぼ確実にカタールへの切符を手中にできる状況。主力のデクラン・ライスが体調不良で離脱したものの、それでも屈指の陣容を誇るだけに、ホームで3ポイントを獲得してW杯行きを決定的なものとしたい。
第9節日程（11月13日開催）※日本時間
【グループC】
4:45 イタリア vs スイス
4:45 北アイルランド vs リトアニア
【グループF】
2:00 モルドバ vs スコットランド
4:45 デンマーク vs フェロー諸島
4:45 オーストリア vs イスラエル
【グループI】
4:45 イングランド vs アルバニア
4:45 アンドラ vs ポーランド
4:45 ハンガリー vs サンマリノ
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