グループの流れを決める上でも大事な2戦目がやってくる。
初戦のライオン・シティ・セーラーズ戦に快勝した浦和は、連勝といきたいところだ。初戦は序盤こそ苦しんだところがあったが、早い時間にFWキャスパー・ユンカーが先制点を奪うと、その後も試合を優位に展開。オウンゴールはあったものの、アタッカー陣が奮闘して4得点を奪うことで勝点3獲得につながった。
チームとしても大事な初戦を勝利で終えたことで、次の試合に弾みがついたと言っていい。今節は中国の山東泰山が相手。初戦は韓国の大邱FCに0-7で敗れており、かなり力の差を示される形で敗戦を喫している。浦和としては油断せずに試合を進めながら、しっかりと得点を積み重ねていきたいところだ。
キーマンはセーラーズ戦で1ゴール1アシストのパフォーマンスを見せたFW江坂任。攻撃に巧みに絡みながらゴールに迫っていくプレーは、初戦でも十分機能していた。周りの外国籍アタッカーとのコンビネーションも良くなっているだけに、彼のプレーが勝敗において大きな鍵となるはずだ。
一方、初戦を引き分けで終えた川崎Fは勝利が求められる第2戦に挑む。初戦の蔚山現代戦は、なかなかリズムを掴めずに難しい展開が続いたが、後半から徐々に攻撃を展開。最後は相手のミスを突いて勝点1を拾う形となった。チームとしては怪我から復帰したDF車屋紳太郎がゴールを奪うなど、ポジティブな点も多く、価値ある勝点1になったことは間違いない。だからこそ、ここから勝点を積み上げていけるかが鍵となる。
今節の相手・広州FCは、初戦のジョホール・ダルル・タクジム戦で0-5の敗戦。ベストメンバーで来てないこともあり、与し易い相手と言えるかもしれない。ただ、油断は禁物。若く、勢いのあるアタッカーもいるため、しっかりと自分たちのリズムを作りながら攻撃を展開していきたい。
「総力戦になる。全員で勝点3を撮りにいきたい」とは鬼木達監督の言葉。過密な連戦の中で、どんなメンバー構成で挑むかも注目だ。
ACL 4月18日対戦カード
Gr. | 時間 | 試合 | 解説・実況 |
---|---|---|---|
I第2節 | 18:00 | 広州足球倶楽部 vs 川崎フロンターレ | 解:福西崇史 実:西達彦 |
F第2節 | 20:00 | 大邱 vs ライオン・シティ・セーラーズ | |
G第2節 | 20:00 | 全南ドラゴンズ vs BGパトゥム・ユナイテッド | |
F第2節 | 23:00 | 浦和レッズ vs 山東泰山足球倶楽部 | 解:坪井慶介 実:野村明弘 |
G第2節 | 23:00 | メルボルン・シティ vs ユナイテッド・シティ | |
I第2節 | 23:00 | 蔚山現代 vs ジョホール・ダルル・タクジム |
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