18日、各地で延期されていたJ1、J2、J3と、JリーグYBCルヴァンカップが開催された。
AFCチャンピオンズリーグの影響で日程が変更されていたJ1第11節の2試合。ACL勢同士の対決は、どちらも最後まで勝負の行方が決まらない好ゲームとなった。
拮抗した展開が続いたヴィッセル神戸と川崎フロンターレの一戦は、劇的な幕切れが待っていた。
前半は、川崎Fが序盤にDF佐々木旭のグラウンダーのクロスをFWレアンドロ・ダミアンが合わせたシュートがバーを直撃するなどゴールに迫ったものの、その後は硬い守備を敷く神戸のブロックを崩せない時間が続いてスコアレスで折り返す。
すると後半は神戸ペース。神戸がカウンターから決定機を作っていくが、ゴールを決め切れずにスコアレスのまま後半アディショナルタイムに突入する。
そして最後に意地を見せたのは、昨年度のチャンピオンチームだった。90+2分、川崎FがCKからニアでフリーとなったDF谷口彰悟のへティングで勝ち越しに成功。最後の最後でゴールをこじ開けた川崎Fが劇的な勝利で首位に返り咲いている。
30分遅れでキックオフを迎えた浦和レッズと横浜F・マリノスの一戦は、得点を奪い合う展開となった。
前半にMF水沼宏太の2試合連続ゴールを皮切りに、7分後にはFWアンデルソン・ロペス、30分には、宮市亮と前半だけで3点差をつけた横浜FMが圧倒的な優位に立つ。
しかしここから窮地に立たされた浦和が怒涛の巻き返しを見せる。51分に反撃の狼煙を上げるゴールを決めたFWキャスパー・ユンカーが81分、89分と試合終盤に立て続けにゴールを決めてハットトリックの大活躍。
最後まで攻め合った激しい一戦は、追いつかれた横浜FMと追いついた浦和で捉え方が対照的なドローに終わっている。
新型コロナウイルスの影響で延期となっていたJ2第15節とJ3第4節の2試合。
J2では、後半アディショナルタイムにMF小松駿太のゴールで勝ち越したいわてグルージャ盛岡が劇的なゴールで大宮アルディージャを下し、連敗を「7」でストップ。
J3では、ホームのFC岐阜が1点リードで迎えた後半に2得点で勝負の行方を決めてガイナーレ鳥取に快勝している。
またグループステージ最終節の8試合が開催されたJリーグYBCルヴァンカップは、プレーオフステージに進出する全8チームが出揃っている。
試合前に予選突破の2チームが決定していたグループAは、ガンバ大阪を下した鹿島アントラーズが首位、大分トリニータと引き分けたセレッソ大阪が2位通過。
グループBは、突破を決めていたサンフレッチェ広島が清水エスパルスに敗れながらも首位を守り、徳島ヴォルティスに勝利した名古屋グランパスも2位を死守して次のラウンドに駒を進めている。
全チームに可能性が残されていた混戦のグループCは、柏レイソルに勝利した京都サンガF.C.が首位、サガン鳥栖と引き分けた北海道コンサドーレ札幌が2位で混戦を抜け出している。
グループDは、ジュビロ磐田に勝利した湘南ベルマーレが首位に浮上し、すでに敗退が決まっていたFC東京とスコアレスドローに終わったアビスパ福岡が2位で突破を決めている。
■ 5月18日開催 結果
・J1第11節
神戸 0-1 川崎F
浦和 3-3 横浜FM
・J2第15節
大宮 0-1 岩手
・J3第4節
岐阜 3-0 鳥取
・ルヴァンカップグループステージ第6節
グループA:
G大阪 1-3 鹿島
大分 3-3 C大阪
グループB:
清水 2-1 広島
徳島 0-2 名古屋
グループC:
札幌 1-1 鳥栖
柏 0-1 京都
グループD:
FC東京 0-0 福岡
湘南 1-0 磐田
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