25日、各地でJ1、J2、J3が開催された。
ガンバ大阪とサンフレッチェ広島の試合が中止となったため、8試合が開催されたJ1。大きな注目を集めたのは、首位の川崎フロンターレと17位の湘南ベルマーレが対戦した神奈川ダービーだ。
試合は序盤こそ拮抗した展開で推移するが、徐々にチャンスを作り出していったのは湘南。前半からゴールまであと一歩のシーンを作り出し、川崎Fを追い込んでいった。そんな中、試合が動いたのは後半だ。50分、右サイドのCMに合わせたのはFW町野修斗。高い打点で合わせたヘディングがゴール左に決まり、湘南が先制に成功した。
ここで川崎Fが盛り返していく展開になると思いきや、湘南の猛攻はさらに続く。54分に左サイドからのクロスをMF池田昌生が合わせてリードを広げれば、60分、61分と連続でゴールを奪取。先制点から11分間で4ゴールを奪って川崎Fを突き放した。終盤は川崎Fの反撃を受けたものの、湘南は最後まで集中した守備を披露。順位的には大きな差があった両チームの試合だったが、湘南が4得点を奪う大勝で首位を撃破した。
他の上位勢では2位の鹿島アントラーズがホームでサガン鳥栖と対戦。古巣対決となったMF小泉慶がゴールを決めるなど先に3得点を奪った鳥栖に対し、猛反撃を繰り出した鹿島は怒涛の攻撃を披露。途中出場のMF土居聖真、FW染野唯月の二人が後半アディショナルタイムにゴールを奪い、一度は3点差をひっくり返して見せた。
しかし、ここで試合は終わらず、90+7'にDF田代雅也が劇的同点弾を奪取。これで試合が終わり4-4のドロー決着となった。この結果、得失点の差で鹿島が首位に立った。
その他、3位の横浜F・マリノスはホームで京都サンガF.C.に2-0の勝利。DF小池龍太らのゴールで上位との勝点差を縮めている。一方、苦戦が続いている浦和レッズはセレッソ大阪に0-2で敗戦。8試合未勝利となった。
11試合が開催されたJ2では、首位のベガルタ仙台と4位・ファジアーノ岡山の上位対決が行われたが、こちらはどちらも最後まで決め手を欠いてスコアレスドロー。いわてグルージャ盛岡に3-1で勝利した横浜FCが、首位との勝点差を「2」に縮めた。また、アルビレックス新潟も水戸ホーリーホックに勝利し、こちらも首位との差を縮めた。
J3は1試合が開催。先手を奪っていった愛媛FCがガイナーレ鳥取を2-1で破り勝点3を積み上げた。
■ 5月25日開催 結果
・J1第15節
札幌 1-6 柏
鹿島 4-4 鳥栖
川崎F 0-4 湘南
横浜FM 2-0 京都
清水 0-3 FC東京
G大阪 中止 広島
C大阪 2-0 浦和
神戸 0-0 磐田
名古屋 1-0 福岡
・J2第18節
岩手 1-3 横浜FC
仙台 0-0 岡山
山形 1-0 山口
水戸 0-3 新潟
栃木 1-0 町田
群馬 2-3 熊本
大宮 1-0 琉球
東京V 1-3 金沢
長崎 0-2 千葉
大分 1-1 秋田
甲府 1-1 徳島
・J3第8節
鳥取 1-2 愛媛
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