J1とJ2、J3、WEリーグの試合が開催された土曜日。J1は7試合、J2は5試合、J3とWEはともに3試合が組まれた。
暫定首位に立っていた横浜F・マリノスは、敵地で北海道コンサドーレ札幌と対戦。試合は立ち上がりから拮抗した展開で推移すると、どちらがゴールを奪えるかがポイントに。迎えた70分に途中出場のDF菅大輝が強烈なシュートを沈めて先制。その後、選手交代などを繰り返して横浜FMの攻撃を抑えていった。
ただ、このまま試合が終わるかと思われた後半アディショナルタイムだった。ゴール前での競り合いから浮き球をDF實藤友紀がオーバーヘッドキックで狙う。これがバーに当たりながらゴールに吸い込まれ、土壇場で横浜FMが同点に追いつくことに成功した。これで試合は終了。札幌はまたしても勝ち切れず、4試合連続ドロー。横浜FMは何とか勝点1を持ち帰った。
この結果により首位に躍り出たのは、昨季の王者・川崎フロンターレだ。名古屋グランパスとのホームゲームは、序盤からしっかりとボールを支配。25分にはMFチャナティップのパスから最後はFWマルシーニョが沈めて先制点を奪った。後半は相手に押し込まれる時間を作られるも、DF谷口彰悟やMF橘田健人が素晴らしい守備を見せて零封。ウノゼロで勝利し、再び暫定首位に立った。
そのほか、前節の鹿島アントラーズ戦で今季初黒星を喫していた柏レイソルは、アビスパ福岡に1-0で勝利。3勝目を挙げて3位に浮上した。また、FC東京もサンフレッチェ広島を2-1で下し、順位を上げている。
5試合が開催されたJ2では、FW中山仁斗の2ゴールなどでベガルタ仙台がザスパクサツ群馬に快勝して2位に浮上。V・ファーレン長崎は大分トリニータに4得点を奪って大勝し、今季初勝利を上げている。
また、今週末から開幕したJ3は藤枝MYFCがガイナーレ鳥取に3-0で快勝し、最高のスタートを切った。WEリーグでは、首位のINAC神戸レオネッサがジェフユナイテッド市原・千葉レディースを破り首位を堅持している。
■ 3月12日開催 結果
・J1第4節
札幌 1-1 横浜FM
清水 1-3 C大阪
磐田 1-1 G大阪
FC東京 2-1 広島
湘南 1-1 京都
柏 1-0 福岡
川崎F 1-0 名古屋
・J2第4節
仙台 3-0 岩手
甲府 1-1 山形
山口 2-3 琉球
徳島 2-2 熊本
長崎 4-1 大分
・J3第1節
YS横浜 0-0 岐阜
藤枝 3-0 鳥取
相模原 1-0 沼津
・WE第12節
千葉L 0-1 I神戸
EL埼玉 2-2 大宮V
S広島R 0-2 東京NB
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