攻撃で制圧しろ。フライデーナイトを制するのは。北海道コンサドーレ札幌対横浜F・マリノスの見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ Jリーグ

北海道コンサドーレ札幌 対 横浜F・マリノス 見どころ

ホーム3連戦の2戦目を迎える北海道コンサドーレ札幌と横浜F・マリノスが札幌ドームで激突する。

開幕から2勝2分4敗で14位に低迷する札幌は、結果が伴わないジレンマが続いている。ただ鹿島アントラーズと対戦した前節は、前半20分間で2点を先行される苦しい展開から6分後にDF田中駿汰の得点で一矢報いると、70分にアンデルソン・ロペスがPKを決めて同点で決着。怒涛の追い上げを見せた勢いを次は、勝利へとつなげたい。

勝利から遠ざかっている直近2試合は、いずれも先行される苦しい展開。どんな相手にも好機を作り出せる攻撃は魅力だが、同じ展開から勝機を逃したくはない。そのためにも守備陣の活躍が欠かせないが、DFキム・ミンテが出場停止明けで戻ってこられることは朗報だろう。

対する開幕戦での黒星から無敗を続けている横浜FMは、着実に調子を上げてきた。ただ開幕から勝利がないベガルタ仙台と対戦した前節は、終始ボールを支配しながらも得点が遠く、スコアレスドロー。両者の調子を踏まえれば、勝点3が欲しかったというのが本音だろう。

それでも直近5試合は、失点がわずかに1。開幕当初よりも安定感が際立っている。ただ今節の相手は、強力な攻撃陣を要する札幌。2試合続いているクリーンシートも一筋縄ではいかないだろう。

その上で注目は、ブラジル人同士の激しいマッチアップだ。札幌の最前線には、リーグ4戦連発中と絶好調なFWアンデルソン・ロペスが君臨。現在8得点で得点ランクトップを走っており、これまで7試合に出場している横浜FM戦は、3得点と悪くない数字だ。今節も背番号11にかかる期待は大きい。

そのブラジル人ストライカーの前には、全試合フル出場中のDFチアゴ・マルチンスが立ち塞がる。ハイラインを敷くチーム戦術を実現する上でもJ屈指のスプリント力で広大なエリアをカバーできるブラジル人DFは、必要不可欠なピースだ。3試合連続クリーンシートを達成するためにもカギを握る存在だ。

攻撃を強みとする両チームが金曜日の夜に熱く、激しいバトルを見せてくれるだろう。