横浜FCのジュニアユースからユースへと昇格し、高校3年時には2種登録された経験を持つGK高丘陽平だが、トップチームに昇格後はなかなか出場機会に恵まれず。ルーキーイヤーはJ3第3節グルージャ盛岡（現いわてグルージャ盛岡）戦でプロデビューを果たすなど、J－22のメンバーとして3試合でゴールを守ったが、横浜FCでは11試合のベンチ入りに留まった。
その序列は2015年、2016年も変わらなかったが、2017シーズンに転機が訪れる。開幕戦で絶対的な守護神であったGK南雄太が負傷し、長期離脱を余儀なくされたことで高丘にチャンスが来る。プロ4年目で初めて横浜FCのユニフォームを着てリーグ戦のピッチに立つ機会に恵まれ、そこからシーズン最後までゴールを守り切った。
翌年からはサガン鳥栖へと移籍すると、2018シーズンの途中からレギュラーポジションを奪取。念願のJ1デビューを飾り、チームの残留を最後尾から支えた。
2020年はシーズン終盤に横浜F・マリノスへ移籍し、リーグ戦4試合に出場。実力は証明しただけに今季は開幕スタメンとレギュラー定着を狙う。
プレースタイル
年々、成長する姿を見せるこれからを期待されるGK。181㎝とGKとしては小柄な部類になるが、ステップワークに優れ鋭いコースを突くシュートに対してもしっかりと足を使い反応する。絶体絶命なピンチに対しても最後まで諦めないハートの持ち主だ。
ペナルティーエリア外への飛び出しやDFラインの背後のスペースに対するケアにも長けており、守備範囲が広い。ビルドアップにも積極的に参加する姿勢を見せ、攻守でチームに関わる。
動画：セーブ集
プロフィール・経歴
高丘陽平／Yohei TAKAOKA
1996年3月16日生まれ 181cm・72kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2014 | 横浜FC | 0試合・0得点 |
| 2014 | J-22 | 3試合・0得点 |
| 2015 | 横浜FC | 0試合・0得点 |
| 2015 | J-22 | 1試合・0得点 |
| 2016 | 横浜FC | 0試合・0得点 |
| 2017 | 横浜FC | 41試合・0得点 |
| 2018 | 横浜FC | 0試合・0得点 |
| 2018 | サガン鳥栖 | 0試合・0得点 |
| 2019 | サガン鳥栖 | 24試合・0得点 |
| 2020 | サガン鳥栖 | 16試合・0得点 |
| 2020 | 横浜F・マリノス | 4試合・0得点 |
| 2021 | 横浜F・マリノス | 33試合・0得点 |
※成績は国内リーグ（2021年12月8日現在）
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