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京都の曺監督がかつての教え子である川崎Fの佐々木に送ったエール。「 この経験を生かして日本を代表するような選手になってほしい」| Jリーグ

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京都の曺監督がかつての教え子である川崎Fの佐々木に送ったエール。「 この経験を生かして日本を代表するような選手になってほしい」| JリーグDAZN
【国内サッカー・ニュース】京都サンガF.C.は29日、ホームで川崎フロンターレと対戦。オウンゴールによる得点を守り切り、1-0で王者を破ってみせた。試合後、曺貴裁監督はオウンゴールに関わった川崎FのDF佐々木旭に言及。この経験を生かしてさらに成長してほしいとエールを送った。
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互いにとって大きな1点だった。

60分、ここまで相手にボールを持たれる時間が長かった京都が、積極的な攻撃を見せる。DF麻田将吾の鋭い縦パスを起点に左サイドで攻撃を組み立てると、抜け出したDF荻原拓也が深いエリアにまで侵入。中央に速いクロスを入れると、仲間には合わなかったもののファーサイドでクリアをしようとした佐々木のオウンゴールを誘い、これが決勝点となった。

この失点場面に関わった佐々木に対し、自身の思いを口にしたのは京都の曺監督だった。

一昨年前、曺監督が流経大でコーチをしていた頃、大学3年生としてプレーしていたのが佐々木だ。当時、左サイドバックとして少しずつ頭角を表していた中、曺氏の下でプレー面だけでなく日々の意識を叩き込まれる形で成長。「出会っていなかったらフロンターレに来られていなかった」と語るように、曺氏は佐々木にとって恩師と言える存在なのだ。この試合も円陣を組む前に佐々木から曺氏の下に駆け寄り挨拶する姿が見られるなど、両者の関係性がうかがえた。

そんな佐々木がこの試合ではオウンゴールという形でチームの敗戦に関わってしまった。曺監督は試合の総括を終えた後、一拍置いて佐々木への思いを言葉に込めた。

「彼とは自分が流通経済大学で指導していた1年間、一緒にやってきました。こうして川崎フロンターレという素晴らしいチームでレギュラーとして頑張っている彼と試合をできるということは、本当に感無量である一方、彼の立場に立って考えればハッピーな一日ではなかったと思います。しかし、あれだけの技術があって、あれだけのことができる選手は、このJリーグの中でもそういません。対戦相手の私が言うのは失礼ですが、この経験を生かして日本を代表するような選手になってほしいと感じました」

コーチとして佐々木の成長を見てきたからこそ言える言葉だろう。このエールを受け、佐々木が次なる試合でどんなパフォーマンスを見せるか注目したい。

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