今季の得点王の行方は直接対決に委ねられた。現在得点ランキングのトップに立つのは22得点で並ぶ、横浜F・マリノスのFW前田大然と川崎フロンターレのFWレアンドロ・ダミアン。その両者が最終節に激突する。
初の得点王を目指す前田は冷静な様子だ。「目の前に得点王のチャンスがあるので狙いたい」と意欲を見せながらも、「チームの勝利に貢献するために走って戦う姿を見せたい」とチームファーストの姿勢を強調した。
しかしこれは、裏を返せば普段どおりプレーすればゴールを奪える自信があるようにも映る。
昨季は夏場に加入し23試合で3得点の数字であったが、開幕からプレーした今季はここまで35試合に出場し22得点。これはキャリアハイの数字だ。さらにその内、21得点を流れの中から決めており、16得点がワンタッチでのゴールと、チームとして崩した攻撃のフィニッシュ役を務めることが多い。
「左サイドで出ることが多いですけど、ゴール前での駆け引きをしたいタイプ。サイドに張っているとチャンスが無くなってくるので、うまくFWの位置に入って行くことなどを意識したら点を取れるようになりました。そこでは、一瞬のスピードでゴール前に入ることだけを考えています」
そのプレースタイルや考え方が凝縮されているゴールが第3節・福岡戦でのゴールだ。90分、右サイドからMF水沼宏太の上げたクロスにニアサイドに全力で飛び込みダイビングヘッド。鮮やかなにゴールネットを揺らした。
「今季ベストゴールだと思っています。あの場面では、相手の前にトップスピードで入ることだけしか考えていなかったです。小さいときから高校でもダイビングヘッドでのゴールがすごく多くて、頭から突っ込んでそのまま一緒にゴールに入っていくゴールが好きだった。だから自分らしいゴールだと思います」
迎える最終節。ともに攻撃的なサッカーを展開する中でどちらのストライカーがより多くのゴールを奪い、得点王の座に輝くのか。トリコロールの38番は「自分が得点王を取るという強い気持ちを持って最終戦を戦いたい」と、前だけを見つめていた。
関連記事
● 直近のDAZN番組表(全体)
● 直近のDAZN番組表(Jリーグ)
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?