川崎フロンターレ対横浜F・マリノスの見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ J1リーグ

前回対戦

第14節：横浜F・マリノス 1 - 3 川崎フロンターレ（日産ス）

ともに水曜日のJリーグYBCルヴァンカップから中2日で迎えた神奈川ダービーは、開始早々に試合が動く。前半2分、右サイド深くまで侵入したFW松田詠太郎のグラウンダーのクロスをマルコス・ジュニオールが右足を振り抜き、左ポストに当てながらゴールにねじ込んだ。ただ、その後は川崎フロンターレが猛攻を開始。左サイドのMF三笘薫を起点にどんどんゴールへと近づいていく。すると33分、MF大島僚太のパスに抜け出した三笘が相手DFを出し抜く股抜きシュートで同点弾を奪った。

後半も攻勢をかけるのは川崎F。後半3分、後方からのスルーパスに抜け出した大島がゴール前に入ってきたMF家長昭博に見事なグラウンダークロスを送り逆転弾を奪取した。攻撃の手を緩めない川崎Fは、その2分後にFW旗手怜央のラストパスに三笘が合わせて3点目。これで試合の大勢を決めた。終盤は豪雨の影響で膠着したが、試合はそのまま終了。川崎Fが3-1で勝利した。

成績

• 川崎フロンターレ（1位:22勝3分2敗 / 勝点:69  / 得点:71  / 失点:23 ）

• 横浜F・マリノス（7位:14勝5分13敗 / 勝点:47 / 得点:67  / 失点:53 ）

川崎フロンターレ 対 横浜F・マリノス 見どころ

今節、リーグの首位を快走する川崎フロンターレと、前年度王者の横浜F・マリノスが等々力陸上競技場で激突する。この試合に勝てば優勝に王手がかかる川崎Fとしては、昨季のホーム最終戦で悔しい負け方をした横浜FMを破り、一歩前に進みたい一戦となる。

ただ、今月の頭まではリーグ13連勝と敵なしの強さを見せていた川崎Fだが、直近2試合は1分1敗。スランプとまではいかないが、北海道コンサドーレ札幌、鹿島アントラーズを相手に内容的にも難しい試合を演じて勝利を手にすることができなかった。ここ2試合で出た課題を修正しながら、今節の神奈川ダービーに臨む必要があるだろう。

気になるのは前節の鹿島戦を欠場したMF守田英正の状況だ。今季途中からアンカーに入り大車輪の活躍を見せてきた守田だが、前節はベンチにも入ることはなかった。怪我のリリースは出ていないため、今節の出場の可能性は残されているが、攻守にフル稼働できる彼が出てくるかどうかでチームのやり方も多少変わってくる。出場しなかった場合の戦い方も鍵を握ることになりそうだ。

対する横浜FMは3連敗と苦しい戦いが続いていたが、前節の浦和レッズ戦で6-2の快勝。FWジュニオール・サントスがハットトリックの活躍を見せれば、MF水沼宏太がアシストだけでなく得点に絡むなど、相手を圧倒して勝利を手にした。この流れを今節にもつなげていきたいところだ。

川崎Fとの一戦は、すでに連覇の夢が断たれたこともあって悔しさをぶつける試合となる。ホームでの前回対戦も完敗を喫しているだけに、多くの得点を奪うことで横浜FMの強さを示したいところ。浦和戦での攻撃力を見せることができれば、川崎Fであろうとも得点は奪えるはず。矛対矛の対決を制すだけの破壊力を見せつけたい。

王手をかけるか。それとも意地を見せるか。好ゲームに期待だ。

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