横浜F・マリノス対川崎フロンターレの見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ J1リーグ

神奈川ダービー 概要

ここまでリーグ戦で32回対戦してきた両者は、13勝6分13敗と五分の成績を収めている。また、互いにホームゲームに強いデータが出ているが、今節の開催地である日産スタジアムでは直近2試合で引き分け決着。これらを踏まえても、今節に限ってどちらが有利と言える状況ではないだろう。

一つポイントとなるのが、前回対戦となった昨季の第33節の試合だ。この試合では横浜F・マリノスのハイプレスが奏功し、主導権を握ったまま得点を重ねて快勝した。このイメージが今節も変わらないようなら横浜FM優位となるかもしれない。

ただ、今季の川崎フロンターレは、昨季のスタイルに変化を加えてここまで首位を独走している。昨年からの進化を見せられれば、違ってた展開になる可能性はある。そういった意味でも今節は面白い試合になりそうだ。

対戦成績 (リーグ戦 直近5試合)

横浜F・マリノス 対 川崎フロンターレ 見どころ

今週末、リーグ戦4試合負けなしで調子を上げてきた昨季の王者である横浜F・マリノスと、首位を独走する川崎フロンターレが日産スタジアムで激突する。互いに優勝を争うライバルには負けられない。神奈川を代表する両者のダービーマッチは、攻撃的かつテンポの速い面白い試合になりそうだ。

リーグ再開後、なかなかエンジンがかからなかった横浜FMだが、夏の移籍期間に選手を獲得し、調子を上げてきている。特にリーグ戦では直近4試合で3勝1分と勝星が先行し、ミッドウィークのJリーグYBCルヴァンカップでは北海道コンサドーレ札幌をPK戦の末に打ち破り、準決勝進出を決めた。明らかに勢いに乗り始めていると言っていい。

好調なのは攻撃陣だ。夏に加入したFWジュニオール・サントスとFW前田大然の二人が前線で躍動し、昨季のMVPを獲得したFW仲川輝人が復調。彼らを巧みに操るMFマルコス・ジュニオールにもゴールが生まれており、今は前線のどこからでも得点が奪えるようになっている。ボールを奪ってからのショートカウンターの威力は凄まじく、川崎F戦でも状況を見極めつつ、カウンターを繰り出していけるかが一つのポイントになるだろう。

一方、首位を走る川崎Fは、第12節の名古屋グランパスで今季初黒星。これでペースダウンするかと思われた。しかし、翌節のヴィッセル神戸戦こそ引き分けたに終わったが、前節の清水エスパルス戦はMF中村憲剛の復帰弾などで5-0の快勝。ミッドウィークのルヴァンカップ準々決勝・神戸戦でも6得点を奪って大勝し、素早い立て直しに成功している。

直近2試合の大勝の要因は、自分たちのスタイルを貫いたところが大きい。勝利できなかった2試合は相手の攻撃を受ける時間が増え、自分たちらしい攻撃を繰り出せなかった。そこで攻守に整理した川崎Fは、そこから再び強気なプレーを決行。高い位置でボールを奪い返し、鋭いショートカウンターで得点を重ねている。この攻撃は今節も有効。相手のハイラインの背後を的確に突くことができれば、勝利は自ずと手にすることができるはずだ。

互いに攻撃的なスタイルを志向しているだけに、今節は多くのゴールが生まれる可能性もある。破壊力を見せつけるのはどちらのチームになるだろうか。

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