J1、J2、J3の全カテゴリーの試合が開催された16日。J1は2試合が開催された。
注目されたのは、川崎フロンターレと北海道コンサドーレ札幌の試合だ。J1記録となる22試合連続無敗をかけた一戦に臨んだ川崎Fは、序盤から札幌のオールコートマンツーマンディフェンスに苦戦。なかなかチャンスを作り出せないまま前半をスコアレスで折り返す。
しかし、後半に入ってギアを一段上げた川崎Fは、49分に途中出場のMF田中碧のボール奪取を起点に、最後はクロスをMF三笘薫が押し込んで先制。これでリードを奪うと、ゲーム終盤にはFW小林悠が大きな追加点を決めて勝負あり。2-0で勝利した川崎Fは、連続無敗の新記録を達成した。
もう一つの試合では、指揮官交代があったガンバ大阪とスタイルの成熟を図る浦和レッズの"オリジナル10”同士が対戦した。序盤から攻勢をかけた浦和は、前半にFWキャスパー・ユンカーが2得点を奪うなど攻撃陣が爆発。最終的に3-0で勝利し、順位を8位へと上げた。
5試合が開催されたJ2では、首位に波乱が起きた。ここまで無敗の首位・アルビレックス新潟は敵地でFC町田ゼルビアと対戦すると、前半の1分、11分に失点。立ち上がりに失点を重ねると、62分にDF堀米悠斗が1点を返すのが精一杯で1-2の敗戦を喫し、今季初黒星となった。
その他の試合では、3位の京都サンガF.C.が水戸ホーリーホックに1-0で勝利し、首位との勝点差を1に縮めた。また、ピーター・クラモフスキー監督が就任したモンテディオ山形は、愛媛FCに1-0で勝利して順位を15位に上げた。
6試合が開催されたJ3は、無敗のいわてグルージャ盛岡がFC岐阜に0-2で敗戦を喫して今季初黒星。カターレ富山は、アスルクラロ 沼津に3-0で勝利して首位となっている。
■5月16日開催 結果
・J1第14節
川崎F 2-0 札幌
G大阪 0-3 浦和
・J2第14節
山形 1-0 愛媛
大宮 0-0 岡山
京都 1-0 水戸
東京V 2-0 北九州
町田 2-1 新潟
・J3第8節
岩手 0-2 岐阜
YS横浜 0-2 宮崎
今治 1-1 讃岐
福島 2-0 八戸
富山 3-0 沼津
熊本 2-0 長野
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