FC東京 対 名古屋グランパス の見どころ
ミッドウィークに注目の一戦が開催される。相対するのはFC東京と名古屋。昨季までFC東京を率いた長谷川健太監督の古巣戦とあって激闘の予感が漂っている。本来ならばシーズン開幕直後の2月末に開催予定だったが、FC東京に新型コロナウイルス感染症の陽性判定者が多数出てしまったことで延期。今回はその代替試合となる。
FC東京は開幕から8試合を終え、4勝2分2敗で6位とまずまずのスタート。アルベル新監督となり新たなスタイルにフィットするまで多少の時間がかかると予想された中で、チーム全体にハードワークが浸透。しっかりと勝点を積み重ねることができているのはプラスに捉えていいだろう。もちろん、まだまだ課題は多いが、勝ちながら修正していくサイクルができている現在は、うまくチームが機能していると言っていいはずだ。
気になる点で言えば、第7節のヴィッセル神戸戦以降、2試合連続で無得点に終わっていることか。FWディエゴ・オリヴェイラやFW永井謙佑、FWアダイウトンら強烈なアタッカーがいるものの、ゴール前でのフィニッシュの精度を欠き、ゴールネットを揺らすことができていない。後方からボールを動かしていくスタイルは徐々に浸透しているだけに、あとはバイタルエリアより先のところでどういった攻撃を生み出していくかが注目される。
一方の名古屋は、ここまで2勝3分3敗の13位とスタートダッシュに失敗。昨年のチームの特徴となっていた守備面でも失点が増え、加えて得点力も低下するという難しい状況に陥っている。長谷川監督の下、さらなるチーム力アップを図っていく中で、生みの苦しみの最中とも言えるが、上位争いに加わっていくためにも、これ以上の敗戦は増やしたくないところだ。
チームにとってポジティブな話題で言えば、最終ラインに長期離脱していたDF丸山祐市が戻ってきたことだろう。DF中谷進之介とともにチームの守備を支えていた存在の復帰は大きく、前節の鹿島アントラーズ戦もさっそくクリーンシートに貢献した。今節もまずは堅守で相手の攻撃を封じながら、素早い攻撃でゴールを奪うことができるか。指揮官も古巣対決に燃えているだけに勝利が欲しいところだ。
唯一の水曜カード。注目の試合は20日19時キックオフだ。
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