新生浦和レッズが、昨季ルヴァン杯王者を迎え撃つ。浦和レッズ対FC東京の見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ Jリーグ

浦和レッズ 対 FC東京 見どころ

リカルド・ロドリゲス監督が率いる新生・浦和レッズが14年ぶりにホーム・埼玉スタジアムで迎える開幕戦で昨季のJリーグYBCルヴァンカップ王者・FC東京と対戦する。いきなりビッグクラブ同士の対決が実現した。

今季、3か年計画の2年目を迎えた浦和はサッカーのスタイルをガラリと方向転換。昨季まで4年間徳島で指揮を執っていたロドリゲス監督に再建を託した。メンバーも入れ替わった印象で、生え抜きの橋岡大樹が海外移籍を果たし、中盤の軸であった青木拓矢、長澤和輝、エヴェルトンらが新天地を求めた。その一方でフレッシュな選手たちを多く獲得。経験豊富な西大伍、走力自慢の明本孝浩、ドリブラーの田中達也、アカデミー出身の伊藤敦樹が加わった。

そんな指揮官とメンバーの下で取り組んでいるのはパスサッカー。最終ラインから流動的に人とボールを動かしながらゴールを目指す。2月13日に行われたSC相模原とのトレーニングマッチを見ても、スタイルは浸透しつつあるが完成度はまだまだな様子。それでも各ポジションに強烈な個が並んでおり、魅力的なサッカーが見られそうなワクワク感はある。サポーターへのお披露目となる開幕戦では結果と内容の両方に注目したい。

一方、リーグ戦では昨季6位に終わったFC東京。それでも長谷川健太監督が就任4年目となる今季はリーグ優勝を目標に掲げシーズンをスタートさせた。補強もアンカーの青木拓矢と前線と中盤をこなせる渡邊凌磨といったピンポイントで行うなど、チームの完成度は高い。指揮官はリーグ優勝を果たすために得点力アップを掲げ総得点『60』を掲げており、今季はファストブレイクを起点としたよりアグレッシブなサッカーが見られるかもしれない。

2019シーズンまではFC東京が埼玉スタジアムを鬼門としており勝つことができなかったが2020シーズンは1－0で勝利している。そして迎える2021シーズン、開幕戦の舞台で笑うのはどちらだ。