撃ち合いの制するのはどちらだ。モンテディオ山形対FC琉球の見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ Jリーグ

モンテディオ山形 対 FC琉球 の見どころ

J1昇格争いを占う4位と6位の直接対決だ。

迎え撃つ立場となる6位のモンテディオ山形は絶好調。前節が大雨の影響で延期になってしまったが、現在7連勝中と怒涛の勢いで勝点を積み重ねてきている。いまJ2で最も力のあるチームと言っていいだろう。昇格圏の背中ははっきりと見えてきている。シーズン序盤の出来を考えれば、昇格争いのダークホースと呼んで差し支えない。

山形の変貌ぶりは誰が見ても明らかで、シーズン途中に就任したピーター・クラモフスキー監督のもと、攻撃が洗練され、7連勝の内5試合で複数得点をマーク。また、素早い切り替えからの守備も安定しており、複数失点はゼロの盤石ぶりである。

新体制となり6戦全勝のホーム・NDソフトスタジアムで着実に勝点3を積み上げ、昇格圏内にさらに迫りたい。

反対に敵地に乗り込む立場となる4位のFC琉球は後半戦に入ってやや足踏みが続いている。ホームで当時最下位のSC相模原に敗れると、前節も水戸に敗戦。前半戦はわずか1敗であったホームで勝点を積み上げることができず、順位も下降気味である。

そんな状況で迎える今節は、前半戦で唯一、タピスタで敗れた相手である山形のホームでの対戦となる。ここで負ければ“ダブル”を喫することになるだけでなく、勝点2の差をひっくり返され、順位も入れ替わってしまう。昇格戦線に踏みとどまるためにも意地を見せないといけない一戦だ。

けが人が多発する苦しい状況の中、主将でありチームの心臓であるMF上里一将が予定よりもかなり早く前節に戻ってきたことは朗報で夏に加わったDF金井貢史とMF武田英寿が早速、フィットしていることも明るい材料である。

この一戦は樋口靖洋監督にとっても古巣戦となる戦い。就任3年目で集大成を迎える中、悲願のJ1昇格に向けてリスタートを切りたい。

攻撃vs攻撃の構図が予想される90分を制するのはどちらだ。