メジャーリーグサッカー（MLS）に所属するFCシンシナティは21日、クラブの新指揮官に元オランダ代表DFヤープ・スタム氏が就任することを発表した。契約期間は2021年12月31日まで。1年の契約延長オプションが付随している。
元日本代表FW久保裕也が所属するFCシンシナティは今季開幕直前の2月、所属選手に対する人種差別的発言疑惑が浮上したことにより、ロン・ヤンス前監督が辞任。後任として、ヨアン・ダモット氏が暫定指揮官に就いていた。
現役時代にPSVやマンチェスター・ユナイテッド、ラツィオ、ミランなどでプレーしたスタム氏は、オランダサッカー界でも屈指のセンターバックと評されるレジェンド。1998-99シーズンにはマンチェスター・Uのレギュラーとして、イングランド史上初のトレブル（プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、FAカップ）制覇に貢献した。
現役引退後は、古巣アヤックスで指導者キャリアをスタートし、レディングやズウォレの指揮官を歴任。2019年夏からフェイエノールトを率いていたが、昨年10月に成績不振のため退任していた。
なお、MLSは現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断中。少なくとも6月8日までの延期が決定している。
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