2022年カタール・ワールドカップ（W杯）欧州予選が、日本時間13日に各地で開催された。
グループCでは、イタリアとスイスによる首位攻防戦が行われた。前節終了時点までにそれぞれ勝ち点14を稼ぎ、本大会ストレートインとなる首位の座を争ってきた両者は、最終節を前にスタディオ・オリンピコで直接対決。互いにケガ人を多数を抱える中での大一番となった。
試合は11分、自陣でのカウンターから最後はヴィトマーが豪快なシュートを突き刺し、アウェイのスイスが先制に成功する。リードを許したイタリアだが、ボールを握りながら試合を進めると、36分にインシーニェのFKからディ・ロレンツォが頭で押し込んで同点に追いつく。そして90分、ベラルディがボックス内で倒されてPKを獲得。逆転の絶好機を手にする。しかし、ジョルジーニョのキックは枠の上へ。結局試合は1-1で終了し、両者は勝ち点15で並んだまま最終節を迎えることとなった。
グループIでは、首位イングランドがアルバニアに5-0と大勝。前半だけでケインがハットトリックを達成、後半には初招集のスミス＝ロウがデビューを飾るなど、危なげなく白星を掴んでいる。しかし、同グループ2位のポーランドも、同日に開始13秒で退場者を出したアンドラに4-1と快勝。このためイングランドは今節での本大会出場は決まらなかったが、3ポイント差を維持して最終節に挑むことになる。
また、グループF全勝で突破を決めていたデンマークはフェロー諸島に3-1と勝利。スコットランドはモルドバを2-0で下し、2位を確定させている。
全試合結果は以下の通り。
【グループC】
北アイルランド 1-0 リトアニア
イタリア 1-1 スイス
【グループF】
モルドバ 0-2 スコットランド
デンマーク 3-1 フェロー諸島
オーストリア 4-2 イスラエル
【グループI】
アンドラ 1-4 ポーランド
ハンガリー 4-0 サンマリノ
イングランド 5-0 アルバニア
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