2大会ぶりの本選出場を目指すイタリアは、今月に行われたW杯欧州予選において、グループCでスイス(1-1)および北アイルランド(1-1)と引き分けて2位へと転落。来年3月に行われるプレーオフへと回った。
その組み合わせ抽選が行われた結果、イタリアは3月25日(日本時間)のパスC準決勝で北マケドニアとホームで、勝利を収めれば3月30日の決勝でポルトガル対トルコの勝者と敵地で対戦することが決定。マンチーニのチームがW杯出場権を獲得するためには、FWクリスティアーノ・ロナウドを擁する強敵ポルトガルに勝利を収めなければならない可能性が高く、極めて厳しい結果となった。
「最悪の対戦相手を引き当てた」とイタリア紙『Corriere dello Sport』は表現するが、イタリア国営放送『Rai』のインタビューに応じたイタリア代表監督マンチーニも、やや落胆を隠せない。
「抽選は最高の結果ではなかった。もう少し良い結果もありえたはず。我々がポルトガルを回避したかったように、相手も我々を回避したかったはずだ。ただ、イタリアもポルトガルも、まずはそれぞれ北マケドニアとトルコに勝利を収めなければならない。一発勝負というのは常に難しい。北マケドニアは予選のグループリーグで素晴らしい戦いぶりを見せた」
「スイス戦と同じように、“勝たなければならない”一発勝負なので注意を払わなければならない。カルチョとはこういうものなんだ。我々は常に自信を持っており、前向きだ。まずは北マケドニア戦で素晴らしい試合を見せなければならない。決勝はその次だ」
マンチーニはさらに、ブラジル出身のカリアリFWジョアン・ペドロの招集の可能性について問われると、「まだ議論していない。今後、検討していきたい。ジョアン・ペドロはイタリアのカルチョを知る素晴らしいFWだが、現在の代表チームもすでに素晴らしい。EUROでの成績を忘れてはならない」と述べた。
4年前の11月、スウェーデンとのプレーオフに敗れて60年ぶりのW杯予選敗退となったイタリア。果たして2大会ぶりの出場権を獲得することができるのか、アッズーリを待ち受ける運命は注目されるところだ。
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