開幕2試合目にして迎えた昨季の1位・川崎フロンターレと2位の横浜FMの神奈川ダービーは、互いに得点を奪い合うスリリングな試合となった。
先に得点を奪ったのは敵地に乗り込んだ川崎Fだった。立ち上がりこそテンポを掴めなかったが、徐々にリズムが良くなっていくと、32分には巧みなパスワークから最後はFW家長昭博がフィニッシュ。技ありのシュートで先制点を手にした。
しかし、後半は一転して横浜FMがペースを掴む。大きく試合が動いたのは57分、58分の場面だ。MFマルコス・ジュニオールが一瞬浮いてフリーでクロスを送ると、ファーサイドから入ってきたFWエウベルが強烈なヘディングシュートを沈めて同点。その1分後にはエウベルのクロスから今度は逆のウイングに入るFW仲川輝人が押し込んで逆転に成功した。
その後、互いに1点を取った中、試合の大勢はスーパーゴールで決する。78分、左サイドでボールを持った仲川が中央へカットイン。そこから思い切りよく右足を振ると、綺麗な弧を描いたシュートはゴール右に決まり、相手を突き放す4点目が決まった。そのまま試合は終了。横浜FMは嬉しい今季初勝利を奪取し、一方の川崎Fは2試合目にして初黒星を喫することになった。
もう1試合の浦和レッズとヴィッセル神戸の試合も激闘となった。FW武藤嘉紀のゴールで神戸が先手を奪ったが、すぐさまMF松崎快、MF柴戸海のゴールで浦和が逆転に成功する。ただ、後半に浦和のFW明本考浩が一発退場となると、神戸が一方的に押し込む展開に。迎えた87分、MFアンドレス・イニエスタのクロスを古巣対決となった槙野智章が決めて同点。結果、2-2のドロー決着となった。
■2月23日開催 結果
・J1第9節
横浜FM 4-2 川崎F
浦和 2-2 神戸
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