2020-21シーズンのプレミアリーグで好調を維持するレスター。この躍進クラブを率いるブレンダン・ロジャーズ監督がDAZNの人気番組「FOOTBALL FREAKS」で、リヴァプールを率いていた頃のエピソードを語っている。
スウォンジーで名を馳せ、リヴァプールの新監督に招聘された2012年夏、ロジャーズはいきなり決断を迫られた。クラブがフラムのMFクリント・デンプシー獲得に動き、先方からジョーダン・ヘンダーソンの譲渡を求められたのだ。
ロジャーズは当時22歳のセントラルMFを構想外とする意思を固め、本人に「私たちはこの選手が欲しい。でもフラムが代わりに君を欲しがっている。どう思う？」と問いかけたという。すると、ヘンダーソンから返ってきたのは「僕は行きたくない。自分の望む場所で戦いたい」との拒絶だった。
この答えに「感心した」ロジャーズは考えを改め、ヘンダーソンにこう伝えたという。
「試合に出すことは約束できないが、君がもっと良い選手になることを保証する」
もし、ロジャーズがヘンダーソンの希望を受け入れず、フラムへの放出を強行していたら…。のちにリヴァプールを悲願のプレミア制覇に導くことになる偉大なキャプテンは誕生していなかったかもしれない。
FOOTBALL FREAKS
配信：DAZN
配信予定：毎週木曜夜
出演：ベン・メイブリー、野村明弘、北川義隆、フアン・カストロ（敬称略）
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